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マンション管理士　ベルモンドＪＦＫ

2005年11月02日

●メルマガ「解決！マンショントラブル駆け込み寺」バックナンバー紹介　その６

テーマ：マンションの研究(504)

カテゴリ：マンション

第4号（9月18日号）

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みなさん、こんにちは。マンション管理士のベルモンドです。
よろしくお願いいたします。

今回もご相談事例を紹介します。
しばらくは基本的なものを選択しようと思っています。

不思議なもので、案外、基本的なことを知らないケースは多いものです。

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●●ご相談●●

アパートから分譲マンションに引っ越しました。
先日のメルマガで管理費については少しわかりましたが、私の住んでいるマンションでは修繕積立金という名目でお金を集めています。
これは何のためのものですか？
マンションは鉄筋コンクリートで、丈夫そうだし、何を修繕するのですか？

●●回答とアドバイス●●

そうですね。確かに修繕積立金を支払っても新築当初は何に使われているのかまったくわからないと思います。

しかし、これも非常に重要なものです。マンションは丈夫に見えますが、築５年もすれば鉄でできた部分の塗装がはがれてきます。

外階段などが傷んできます。サビがひどくなると取り替える必要が出たりします。

それからでは費用が多額になってしまうため、早め早めの対応が必要です。

また、築１０年もすれば外壁も汚れ、屋上の防水層も劣化してきます。
雨漏りの恐れが出てくるわけです。

たいがいは、１２年程度で最初の大規模修繕が行われるようですが、この費用にあてられるのが修繕積立金です。

もちろん、細かく言えば、もっといろいろありますが、今の段階ではその程度の知識でも大丈夫です。

住み続けるうちに細かい知識をつけていけば足りると思います。

問題なのは一部の人にこの知識や対応を負担させ続けることです。

そうすると、気づいた時には手遅れということになります。

どうぞ、みなさんで協力して大規模修繕だけはきちんとして下さい。

ちょっと話がそれましたが、修繕積立金は大規模修繕に使うということですから、大規模修繕に見合うだけの金額を積み立てておかないと大変です。

実際、大規模修繕の時になって、突然、１００万円を請求されたなどと言い出す方もいますが、本来、一時金などが発生すること自体が問題です。

それまでの１０年できちんと積み立てておかなかったことがまずいわけです。

そして、私のわずかな経験ですが、３０戸程度のマンションで４０００万円くらいかかっていたこともあります。

しかし、４００戸で、２億円だったこともあります。

いかに規模の違いがあるとは言え、１戸当たりの金額が違いすぎます。

やはり、どのように工事をするのか、どの程度の修繕が必要なのかということを区分所有者のみなさんが把握しておく必要があります。

ただ、工事のことをまったくの素人では把握しきれないのも現実だと思います。

マンションに住むことは意外と難しいのです。

残念ですが、私だけでは解決できない問題です。区分所有者の意識の改革、マンション管理士のスキルアップ、管理会社の誠実な業務遂行。

これらがあわさって、初めて解決できる問題なのかもしれません。

非常に重要なテーマですので、やけに大真面目にかいてしまいした。
また、折に触れて書いてみたいと思っています。

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※このメールマガジンは発行者の判断により構成されています。
そして、あくまでも参考意見であります。法的根拠を保証するものではありません。
また、実際の事例では状況により、判断が異なることが予想されます。
従って、紹介事例をあてはめることは困難なケースも多いはずです。
よくご検討の上、ご判断頂きますよう、お願いいたします。
もし、何らかの損害を被られても一切の責任は負えません。

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