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マンション管理士　ベルモンドＪＦＫ

2005年11月12日

●メルマガ「解決！マンショントラブル駆け込み寺」バックナンバー紹介　その３１

テーマ：マンションの研究(504)

カテゴリ：マンション

□□□解決！マンショントラブル駆け込み寺□□□

□□□第２９号（２００５年３月１９日号）

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●●ご相談

理事長をしています。

少し前から、管理費を滞納している部屋があります。
手紙を入れたり、電話を入れたりしましたが、支払いがありません。

管理会社が登記簿を調べたところ、住んでいる人と、そのお父さんと思われる人の共有名義になっていました。

今までは住んでいる部屋にしか、支払いをお願いしていませんでした。
共有名義なら、外部所有者にも請求してもよいのでしょうか？

●●　　　　　　　　
●●回答とアドバイス

管理費の滞納は多かれ少なかれ、どこのマンションでも発生する問題です。
なぜか数十軒あると、いろいろな事情でそのようなご家庭が出てきます。

さて、結論ですが、「両方の共有名義者に満額を請求できます」です。

区分所有法では、共用部分の持分割合に応じて負担することになっています。

そして、共有名義だからといって、その持分だけ支払えばよいものではありません。

従って、今回のケースでは

「管理費の満額をそれぞれに請求できる」

と考えられるわけです。

うっかり、半分ずつ請求したりすると、相手に自分の負担分を勘違いさせてしまいます。はっきり、満額をそれぞれに請求しましょう。

それから、共有名義の所有者はもう１人に請求して欲しいなどと、支払い責任を押し付けることもできません。

あとは、相手方で話をつければよいことです。
片方が全額払ったなら、半分をもう片方があとから返済するなどです。

もちろん、両方から満額をもらえるわけではありません。
万が一、両方から入金があったのなら、満額を超える部分は返還して下さい。

もっと書きたいことはありますが、別の機会に譲ります。

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【編集後記】

共有名義でもうひとつ注意事項があります。

総会の出席者を決めておくことです。
うっかりすると、ご夫婦で出席して議決権をそれぞれ行使されたりします。

理事長さんだけでなく、理事会全員の注意が必要です。

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※このメールマガジンは発行者の判断により構成されています。
そして、あくまでも参考意見であります。
法的根拠を保証するものではありません。
また、実際の事例では状況により、判断が異なることが予想されます。

従って、紹介事例をあてはめることは困難なケースも多いはずです。
よくご検討の上、ご判断頂きますよう、お願いいたします。
もし、何らかの損害を被られても一切の責任は負えません。

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タイトル－－－　解決！マンショントラブル駆け込み寺
発行者－－－－　マンション管理士　ベルモンドＪＦＫ
発行周期－－－　毎週土曜日（前日23:00配信）＆時々増刊号
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