地球人スピリット・ジャーナル1.0

地球人スピリット・ジャーナル1.0

2008.11.09
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カテゴリ: osho@spiritual.earth

<3>よりつづく

「マイトレーヤ」 <4>
The buddha lord maitreya.
OSHO スワミ・アナンド・ヴィラーゴ 1988/3 瞑想社 地方・小出版流通センター


「高僧謁見記」 VISIT TO TIBETAN MONASTERY その2



 私は、チベットには第三の眼を開けるために額に穴を開ける習慣がある、ということを聞いたことがありました。そこで、私は彼にこのことについてたずねました。彼は言いました。
「それは根も葉もない噂である。そんなことはけっして行われていない。はるか昔のある時期に行われていたことはあるかもしれないが、いまはない」
 彼は言いました。
「ひとたびこの第三の眼が開眼したら、あなたは自分のふつうの知覚には隠されている多くのものを見ることができるようになる」


「私はあなたがどこから来たのか知っている」
 それは私にとって大きな驚きでした。それから彼は言いました。
「私はいま、あなたがあなたの導師(グル)の写真、あるいは両面に印刷されたなにかを身につけているのを、見ている」
 私は答えました。
「両面に印刷されたようなものはなにも持っていません」
 私は、両面にOshoの写真のついたマーラのロケットをぶら下げていることをすっかり忘れてしまっていたのでした。
 ラマ・カルマパは英語を知らず、チベット語しか話さないので、そこには通訳を務める英国人女性がひとりいました。その英国人はそこに何年もいました。彼女はまったく世を棄てて、チベットの瞑想の道に従っているのです。彼女はラマ・カルマパの弟子であり、その僧院のなかにいる唯一の婦人でした。基本的には女人禁制なのですが、婦人たちのための特別な僧院もあるのです。彼女は私のマーラを見てすぐさま言いました。
「これはなんですか?」
 そのとき、私はこのロケットは両面に写真が刷りこまれていることを想い出して、言いました。
「これは私の導師(グル)の写真です」
 彼女はそれを見たがりました、そこで私はそれをはずして彼女に見せてあげました。聖下は、ただちに言いました。
「まさにそれだ!」
 彼はOshoのロケットを自分の手に取り、それを額におし頂いて、言いました。
「Oshoは、インドの仏陀以来最大の<神聖の化身>だ、生きているブッダだ!」
 私はこれを聞いて、感極まって、たずねました。
「インドには、やはり光明を得、悟りをひらいたと言う人たちがほかにもおります。彼らについてはどうでしょうか?」
 彼は答えました。
「彼らは領解した魂(自覚した魂)ではあるが、光明を得た化身ではない」
 次に、私はクリシュナムルティについてたずねました。彼は言いました。
「まず第一に、彼はインドにいない。第二に、彼は領解した魂だが、神性の化身ではない」
 それが、彼が特に私に教えたことでした。そこで私はたずねました。
「神性の化身と領解した魂のあいだの違いはなんでしょうか?」
 彼は言いました。
「領解した魂は自己領解してはいるが、かならずしもほかの人びとを救うことができるとはかぎらない。もし他者を助けたければ、彼はそのために超自然的かつ秘教的な科学の訓練を特別に積まなければならなかったであろう。そしてこの訓練のためには、何度も何度も生まれ直さなければならない。そうすれば、再誕生の意識的選択をすることができるようになる。こういった事柄すべてを、Oshoはすでに通過してきている」

 ラマは私に教えました---神性の化身とは、前世において他者を助ける訓練をした誰かの化身であり、たんに今世において領解した魂ではない。Oshoの場合は、すでに訓練を経てきており、すでに悟りをひらいている。そこで今世では、Oshoは霊的精神的に人々を助ける目的で特別に誕生した、ただこの目的だけのために・・・・・。彼は完全に意識的に誕生を選んだ---ラマはそう言いました。その点では、私は彼にOshoは大勢の人々を教えていて、多くの深遠な事柄について語っている、と言いました。
 すると聖下は言いました。
「あなたは、彼があなた方のために語っていると感じているかもしれないが、彼が語るのはただあなた方のためだけではない。Oshoは同時に<アーカーシャの記録>のために語っている。語られたことはなんであれ、すべて忘れ去られていない。だから、あなた方は彼が言葉を繰り返しつづけるのに気づくだろう。彼は言葉を繰り返しつづける。そして、あなたは彼があなた方のために語っていると感じている。だが実を言うと、彼はただ少数の人々のために語っている。Oshoの本質を認識する者はごくわずかしかいない。彼の言葉は<アーカーシャの記録>のなかに残る。それが未来の人々に対しても役立つように・・・・」

 聖下は、私にOshoはどこにいるかたずねました。私がそこに行ったとき、彼はただちに、Oshoの写真の入った私のロケットの波動からOshoに気づいていたのですが---。彼も過去世においてOshoとともにいたのです。すべての覚者(ブッダ)たちは、互いに接触し合っているのです。いまでも、彼とOshoは互いにテレパシー的に通じ合っています。そのようにして彼は知るのです。
 私は最初、彼の質問はOshoがいまどこに滞在しているのかという意味だと思っていました。あるいは、私が、通訳している英国人女性の言葉を正しく聞いていなかったのです。だから、私は「ボンベイです」と答えました。聖下は「いや、ボンベイではない」と言いました。彼が言いたかったのは、「Oshoの故郷はどこか?」ということだったのです。そこで、私が「マディヤ・プラデッシュ州です」と言うと、彼は「そのとおり!」と答えました。つまり、彼は私がそれを言う前からすべてのことを知っていたのです。それは<アーカーシャの記録>のなかにあるからで、彼はそこから知っているのです。
 それから、彼はOshoがどんな瞑想法を教えているかと、私にたずねました。私は彼に4段階の技法を説明しました。第3段階---「フゥー、フゥー、フゥー」と叫ぶ段階---について話したとき、彼はこのフゥー(hoo)はチベットの真言(マントラ)、「オーム・マニ・パドメー・フーム」のフーム(hum)からきていると言いました。彼はこのことに胸を躍らせて、私の両手をしっかり握って、「非常にうれしい」と言いました。
「この技法はまったく正しい。これは、チベット式のこういう修練のうちのあるものによく似ている。そしてわれわれの行っている行法がなんであれ、あなた方もそれと同じことをやっている」
多くの違いはただ言葉の上のものにすぎません。たとえば私たちが「クンダリーニ」という用語を使うとき、彼らは「燃え上がる炎」という言葉を使いますが、それは同じものを意味します。しかし、Oshoの技法については、彼はただ「完全だ!」と言いました。
 実際には、彼らの方式はほとんどの点でまったく違うものです。彼らは、森羅万象、すべての顕われのもとであるバイブレーションを信じ、多くの祈りを捧げ、チベットの特殊な真言(マントラ)の詠唱をします。これは特定の方法でのみ行われなければなりません。しかし、聖下は私たちの瞑想の「フゥー」の段階は自分たちの真言、「オーム・マニ・パドメー・フーム」の「フーム」に由来すると確信していました。Oshoもまた、彼の講話のなかでそれを認めていました。

 僧院本体の内部に大きな僧房があります。その端には、住み込みのラマたちがいる小さな部屋がいくつかあります。その僧房の中央には、3階からなる別の区画の部屋があって、その最初の部屋は全ラマが祈りに行く祈祷室です。
 こういったチベットの僧院は、複雑に曲がりくねり、明るい赤、青、金色の組み合わせに彩られた厚い木材で建てられています。それらはじつに優雅にみえます。チベット人のあいだでは、黄金は神聖な金属であると同時に神聖な色だと考えられています。だから彼らはそれを大量に用いますが、ただしそれは宗教的目的のためだけです。その僧院はとても豪華に見えます。チベットには黄金がたくさんあります。堤の上に横たわってみれば、それを川のなかにみることができます。だから、彼らはそれを神聖な物事のために用いるのです。これは特別な芸術で、非常に神聖なものとみなされています。彼らの礼拝の対象はすべて黄金でできています。
 チベット人の理論において彼らは、森羅万象はバイブレーションにほかならず、正しい<気>、振動、波動、<ひびき>によってのみ人は悟りに達することができる、と信じています。だから、彼らは祈りを信じ、特定の真言(マントラ)、特定のリズムの複唱を信じています。彼らは、それらを通して宇宙に波長を合わせ、落ち着きのない精神の波動を鎮めて、瞑想のなかへ深くはいってゆくことができるのです。それが彼らの瞑想の理論です。私が先に述べたその祈祷室には仏陀の像があり、ダライ・ラマやそれに類する偉大な魂たちの肖像画が掲げられ、彼らが祈るときに部屋を明るくする特別な燈火が何百とあります。

<5>につづく

オーム・ ニ・ パド メー・ フーム






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Last updated  2009.01.24 20:21:48
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