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ある日の夜 隣の犬の鳴き声がいつもと違っているのに気がついたスーザンは
まず 隣に電話を入れたそうです。 何度しても リンリンなるばかりだったので
合鍵をつかって 隣にはいりました。 ひとり暮らしのご主人がフロアに倒れて
いたそうです。すぐ 救急車を呼んだそうですが すでに死亡していたようです。
彼は 数年前に妻を亡くし 愛犬と暮らしていました。
健康的とは言い難い生活で 家のなかは 足の踏み場がないほどの散らかり様。
ガレージにおいてあった動かなくなった車の上にも中にも古新聞が積み上げて
あるような生活を続けていた人でした。 もちろん ネズミが巣を作って
いたそうです。彼には 物を捨てられない、ため込む心のケアが必要な
病気がありました。数年前に亡くなった妻とは 双方ともに3度目の結婚
でしたが これは 当たりくじでした。 ふたりともしあわせでしたが
妻の死によって 彼は外にもほとんど出ていかない生活になってしまいました。
もともと細い身体は ますます細くなっていっていました。
愛犬のパッチーは そういうご主人のもとをはなれず 一日中いっしょに
いました。パッチーは 散歩にも行きませんでした。 わたしたちは 何年も
いっしょに歩いていたのですが パッチーは もう散歩にはいかない、と
いって そこから動く事はありませんでした。
そしてその夜 彼女は誰かに聞こえるように吠えていたそうです。
「 大変なことになっているわ。誰か 来て。」
聞いた話では 15歳の彼女は すでに耳が遠くなっているようです。
人間の年齢では 85歳です。
しっかり ご主人を見守ってくれたようです。
パッチーは ご主人のひとり娘にひきとられたようで 近所に住むわれわれは
一同安心しました。
犬の鳴き声の違いが 今あらためて話題になっているところです。
パッチー、よかったね。立派な仕事をしたね。 シャロンもきっと喜んで
いるわ。( シャロンは亡くなった妻の名前です。)
ちなみに 彼女は シェルティという種類の犬です。 ミニチュアコリー犬
です。
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