夢石物語


小麦色に日焼けした少年が夕日に照らされる岡の上で僕に言った。
「へぇ、石に夢を刻んでどうするの?」
「石に夢を刻んで、こうやって地面に埋める」
「うん。それで」
「そして、みんな戦争に旅立っていくんだ。自分の夢と自分が生きた航跡を残して」
「キミもそうだったね。将来は学校の先生だっけ?」
「そう。小学校の先生になって、子どもたちに夢を与えるんだ」
「そっか」
「ごめんね。君にはいつもいつも・・・・・・」
「いいよ。キミの夢は僕の夢だ。さあ、安心して。キミが生まれ変わるときには、この世界を争いの無い世界にしてみせる」
「ありがとう」

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