Cat Tail

Cat Tail

February 16, 2012
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表紙・本文:自宅プリンタ/A5/12P/2010.12.29発行/\100

猫ロイ×15歳エド(^・^) アメストリスが舞台のパラレル話。
小さな頃に紙芝居で王様が猫にされてしまう話を見たエドワードが、その猫に良く似た黒い猫に懐かれてしまう。
ある新月の夜、村では見かけない男に声をかけられたエドワードは?

本文抜粋
被毛も瞳さえも真っ黒な猫がニャァーと鳴いてエドワードの足下にすり寄ってくるのはエルリック家の日常になりつつある。
エドワード・エルリック、人間、性別は男で15歳、人間相手でさえ迫られたことがない(と思っているのは鈍い本人だけである)のに、猫に懸想されるとは思っても見なかった。


件の黒猫がエルリック家に現れるようになったのは、生まれつき動物に好かれる弟のアルフォンスが原因と思われる。
当時、エドワードは4歳、アルフォンスは3歳だった。

「エド、この紙芝居が終わるまでアルフォンスとここにいてね?」
「うん!」
「手を離しては駄目よ」
「うん、母さん」
トリシャはエドワードとアルフォンスの手をしっかり繋がせると、4歳ながらしっかりとしているエドワードに言い聞かせると市場へと向かった。

「にいちゃ、ねこちゃ」
アルフォンスは紙芝居よりもお菓子をくれる子供たち目当てに集まってきた猫たちに興味があった。
しかし、手はしっかりと握ったままだったが、エドワードはすっかり紙芝居に夢中でアルフォンスの声など聞こえていないようだった。
「ねこちゃ、あそぼ?」
動物に好かれるアルフォンスは、本人も動物が好きだった。特にお気に入りなのが猫である。
エドワードたちは猫にあげるような菓子をもっていなかったが、アルフォンスの周りに一匹、二匹と猫たちが近寄ってきた。

全身真っ黒な猫はその瞳までも真っ黒で、その猫が歩いてくると他の猫たちはその場を譲るように一歩、二歩と下がっていく。
王様みたいだとアルフォンスがそのしなやかな動きに見とれていると、ふとその猫と目があった。





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Last updated  September 7, 2012 08:08:14 PM
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