世界で一番愛する人と国際結婚

白のプルメリアの恋の法則

私のアプローチの仕方では、かの有名な恋愛マニュアル本
『The Rules』を知らない女だと思われそうだが、あの本は
ブランに出会う前から知っていた。

ただ、自分の今までの経験から、「そうそう、私もそう
思っていた」と、既に分かっていること、私が無意識に実行
していたこと等が書かれている本だったので、特に目新しい
とは思わなかった。

ルールズの根底は、『不毛な恋愛はやめなさい。』、
『自分を愛してくれる人だけを愛しなさい。』とうたっていたが、
私は長い人生、一度や二度不毛な恋愛をしたっていいと思う。
男を追いかけて追いかけて、とことん愛しぬいてボロボロに
なったっていいと思う。
さすがに、2、3回そういう恋愛を繰り返すと人は学習するから。

私はだいたい同じようなタイプの男性を好きになる傾向がある。
そうして、男性に対して、自分でも嫌になるくらいわがままで
甘えん坊になってしまう。
同じような失敗をして、自分から関係を終わらせて
しまったことも多々ある。

『これが素の私、ありのままの私を好きになってくれない
人などお断りよっ。』

などとは決して思わない。人間は学習して成長していくものだと思う。

恋愛においても、あの時ああすればよかった、こうすれば
よかった、という後悔のストックなら一杯ある。

様々な人と出会い、付き合ううちに自分自身が少しずつ
成長させてもらった。人生の一回目や二回目の恋愛で、
すんなり結婚してしまっていたら、決して分からなかった
他人の気持ちも、分かるようになった。

実際、もし20代前半の頃の私にブランが出会っていたとしても、
若さと溌剌とした美貌こそ惹かれてもらっても、未熟だった
あの頃の私とは恋愛関係が長続きしなかったと思う。あの年齢で
出会えたからこそ長続きして、結婚まで至ったのだと思う。

私は自分自身の経験を元に行動した。

仕事で散々ストレスをためた上、恋愛でも過剰なストレスを
ためたくなかったので、私は電話したい時は自分からさっさと
電話したし、メールも比較的すぐに返信していた。

ただ、彼の心が私にむかなくなった時は、自分から別れを
告げる覚悟はしていた。

ルールズ・サポートグループ：
その一方で、一時期の間、ルールズ・サポートグループのような
サイトを見つけてお世話になった。この時、生まれて初めて
インターネットに書き込みをした。
同じような状況の人を見つけては励ましたり、上手くいった人の
話を読んで、励まされたこともある。すごく楽しかった。
何人かの友人もできて、いまだに連絡を取り合っている人もいる。

彼との関係に不安になった時は、サポートグループのサイトを
訪れると、癒され、落ち着いたものだ。
当時、プルメリアというHNで、書き込みをしたので、
まだどこかに残っているかもしれない。

つづく

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