世界で一番愛する人と国際結婚

パーティでのお出迎え


「結婚式で写真を撮って欲しいシーンを書いて、FAXで送ってください。」



カメラマンとの打ち合わせの際に言われていました。



全部は無理ですが、なるたけ希望に沿うようにいたしますと。




そこで、写真を撮って欲しいシーンを考えて、
箇条書きにしてみました。



・ティアラやジュエリー、グローブだけの写真

・階段に巻きつけたチュールとバラの花

・お料理だけの写真

・ファーストダンスシーン

・キャンドルサービスシーン

・ゲストの笑顔

・引き出物

・テーブルのお花



こういったありきたりのリストの中に、



・六本木の交差点近くで


というのもリストに加えました。





なぜなら六本木は、


私達の出会った場所、二人が働いていた場所、

ブランが住んでいた場所、デートを繰り返した場所、

二人の一番の思い出の場所だからです。






そんな時間ないだろうなと思いましたが、
だめもとで書いておいたのです。




すると式の後、パーティ会場に向かう途中、本当に
六本木の交差点に向かってくれるではないですか



私たちが着くと、スタッフが既にスタンバイしてくれていました。



白昼、通行人に見守られながら、
六本木のど真ん中で記念写真を撮ったのです。
恥ずかしい~


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そうして、いざ会場へ。



ピンクと赤のバラで作ったウェルカムボードは、
母の手作りです。

母は趣味で、長い間アートフラワーをやっており、妹の時は
白い花だけで作っていました。

これ、かなり大きく重い額で、運ぶのが大変だったとか。


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余談ですが、司会者が
「すごいですね。お母様の手作りだと伝えますね。」と
言っていたにもかかわらず、

パーティ中、司会者はすっかりそのことを忘れて言わずじまい
だったので、母はプンプン怒っていました。





さて、会場の入り口の前で、ゲストの皆さんをお迎えをしようと、
二人並んで待っていたのですが、

(ホテルなんかだと、金屏風の前に両家の両親と共に立つ、あれですね。)


タクシーで先に着いた、受付をお願いしていた友人達以外、


待てどくらせど、誰―も来ない。



しーん・・・・・


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もうそろそろ開始時間なのに?



ひたすら待つ私達。



教会から会場までは、マイクロバスををお願いして
あったのですが、途中で止まって写真を撮っていた私達よりも、
ゲストのほうが普通は先に着くはず。



何かあったのでは


誰かが倒れたのでは


まさか交通事故に巻き込まれたのでは


それとも、つまんなくて皆帰っちゃった




私もブランも携帯を持っていなかったので、
スタッフの人に頼んで教会に
電話をかけてもらおうとしたところ、



背後から、ゲストの皆さんの声が、、、



ようやく到着したのです。




やっとお出迎えができる。


と、そこで、




「もうそろそろ控え室に入る時間ですから。」



ヘア・メイクさんに促されて、仕方なく控え室へ。




結局、ほとんどお出迎えができませんでした。
(ごめんなさい。)




後で聞くと、

私達の前に式を挙げた人たちの披露宴会場が遠く、
教会のバスの出発が大幅に遅れて、30分くらい
待たされたのだそうです。




そんな遠くで披露宴やる人がいるなら、
他のバスを用意してよー、んもう!

と皆さんに申し訳ない気持ちで一杯になりながらも、
私は控え室に引っ込みました。




別のドレスに着替えて、いよいよ入場ですが、
実は、そこでまた別のハプニングがあったのです。



つづく




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