音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

音楽日記 ~ロックやジャズの名盤・名曲の紹介とその他の独り言~

2021年07月28日
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売り上げと作品の出来は比例しないことを示す代表例


 『スウィート・ベイビー・ジェームス』をはじめとして1970年代を通じて多くのヒット作を送り込んだジェームス・テイラー(James Taylor)。そんな彼の絶頂期において唯一ゴールド認定されなかったアルバムがある。それが1974年に発表された『ウォーキング・マン(Walking Man)』という作品だった。

 確かに、大きなヒットを重ねていた当時を考えると、全米13位というのは、彼の作品としては地味なチャート・アクションだった。また、この盤からはシングル・ヒットも生まれなかった。けれども、売り上げの低さと作品の内容は、比例することも多いが、常に比例するわけではないことは自明である。早い話、“売れなかった好盤”というものは世にいくつもある。この盤は、ジェームス・テイラーの作品としてはまさしくそういったタイプの代表格と言えるだろう。

 本盤に収められた中からとくに注目の曲をいくつか挙げておきたい。まず、表題曲の1.「ウォーキング・マン」。このナンバーは、シングル発売されたものの、当時は全米チャート入りしなかった。とはいえ、ファンの間では人気が高く、いま聴いても美しい曲調はまったく色褪せていない。もう一つ、本盤収録曲の中で外せない美曲と言えるのは、6.「エイント・ノー・ソング」。筆者はジェームス・テイラーのこの手の曲にめっぽう弱い。同じような傾向のナンバーとしては、10.「フェイディング・アウェイ」もなかなかの好曲。アルバム全体を通観すれば、しっかり弾き語りスタイルのナンバーもあれば、アップ・テンポの曲もあるのだけれど、個人的には上記3曲のような部分にジェームス・テイラーの魅力を最も感じている。


[収録曲]

1. Walking Man
2. Rock 'n' Roll Is Music Now
3. Let It All Fall Down
4. Me and My Guitar

6. Ain't No Song
7. Hello Old Friend
8. Migration
9. The Promised Land
10. Fading Away

1974年リリース。



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Last updated  2021年07月28日 08時32分17秒
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