ダイビングガイドの屋久島移住日記

ダイビングガイドの屋久島移住日記

観察時の注意事項


屋久島で産卵するウミガメを守るために、生態や観察方法についての説明を受けてから、観察に出られることをお勧めします。

1. 浜で明かりをつけない。ストロボ撮影しない。喫煙しない
・母ガメへの影響
上陸し産卵するウミガメは光にとても敏感です。
僅かな光によっても上陸や産卵のための穴掘りを、そして産卵初期においては産卵さえやめ、海へ戻ってしまいます。

・子ガメへの影響
暗闇の砂浜で孵化した子ガメ達を探そうとむやみに歩き回ると、彼らを踏み潰す危険があります。
それを避けようと光をつけると何が起こるか・・・。
子ガメ達はその光に向かって歩き出します。
砂浜をさまよい、いつまでたっても帰海できず日干ししてしまいます。

2. 上陸中や穴掘り中のカメに近づかない
産卵のため、上陸中のウミガメはとても敏感になっています。
人の気配によって産卵をやめ、海へ戻ってしまいます。

3. 浜で騒がない
浜でのキャンプや花火はウミガメの産卵上陸を妨害しています。
ウミガメは大きな音に怯えて上陸できない
屋久島では、指定地以外でのキャンプは禁止されています。


4. 海や浜にゴミを捨てない
せっかく孵化した子ガメ達がゴミに阻害され、海に行けず日干しになって死亡することもあります。

5. むやみに触ったり、卵を取らない
ウミガメは野生動物です。ペット化しない
鹿児島県は,ウミガメを守るために「鹿児島県ウミガメ保護条例」を制定しています。
県内全域で無断でウミガメを捕獲したり,卵を採取したりすることは禁止されています。
これに違反すると罰せられることがあります。

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