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2025.07.12
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今回の事件は、以前のプロジェクトXにはなかったと記憶している「裁判」ものの第2弾です。Wikipediaによれば『軽度の知的障害・発達障害・愛着障害などの障害があり、「防御する力が弱い」「供述弱者」』である被告が、殺人罪の再審無罪を弁護士、新聞記者の協力の元、勝ち取るまの苦労を描いた感動的な作品です。

帝銀事件の死刑囚の自白ももコルサコフ症候群の影響ではないかと指摘する声もあり、確かに病気等で、やってもいない事件の自白をしてしまう容疑者はいそうに思います。本人の状況から自白の信用性が疑わしいときは精神鑑定を利用できることを事前に本人、家族、弁護士に説明して、利用できるようにしたらこういった問題は減るように思います。

また、この事件で、被告に有利な解剖所見が書かれた捜査報告書を県警が検察に送っていなかったことが明らかになっていますが、こんなことがあるのかとびっくりしました。警察は自分に不利な書類は全部ボツにしていると思われかねないので、請求に応じて開示するように改善してもらいたいです。

最後にこの事件での「国と県に計約5500万円の損害賠償を求めた訴訟で大津地裁(池田聡介裁判長)は17日、判決を言い渡す」そうです。番組が7.5という判決直前に放送されたのは偶然ではないように思います。判決内容に影響を与えるのは無理でしょうが、原告が勝訴の場合、番組を観た世論の支持を得て、国や県が控訴しないようにプレッシャーをかける効果はあるのではと素人ながら思いました。

■参考リンク

2025.7.5NHK新プロジェクトX:「無罪へ 声なき声を聞け」滋賀・看護助手 知られざる15年
2004年、滋賀県の病院で働く看護助手・西山美香さんは突如、殺人容疑で逮捕された。裁判で否認するも、懲役12年の判決が確定。獄中から「私はやっていない」との手紙を両親に送り続けた。その声に立ち上がったのは、裁判官から転身したばかりの新米弁護士と地元の新聞記者。新たな調査で驚きの事実を発見、7度も繰り返された有罪判決の誤りを明らかにした。次々浮かぶ不当な捜査。司法の闇に挑んだ、15年の闘い。

Wikipedia:湖東記念病院事件
損害賠償訴訟
2020年12月25日、Aは、違法な捜査で約13年間拘束されたとして、国と滋賀県に対して計4300万円の損害賠償を求める訴訟を起こした。訴状では、県警が取り調べを行った刑事へのAの恋愛感情を利用して虚偽の自白を誘導したことや、Aに有利な証拠を大津地検に送致しなかった点などを違法な捜査と主張、また、検察についても2017年の大阪高裁の再審開始決定に対し、理由なく特別抗告をしたのを違法だと指摘した[107]。





9月15日、県は、Aの訴えに対し、県警の捜査に違法性は無かったと反論する文書を大津地裁に提出した。文書の中で県は、男性患者を心肺停止状態に陥らせたのはAだと主張、取り調べの警察官Cに対しAが抱いた恋愛感情を県警が利用したとするA側の主張を「不自然で強引な解釈だ」と反論した。再審無罪判決を下した大西裁判長の「問われるべきは捜査手続きの在り方だ」とした説諭も「承服しがたい」とした[108]。翌16日、Aの弁護側は「名誉を甚だしく毀損するものだ」とする意見書を提出、17日、三日月大造滋賀県知事は「不適切な表現で、心情を傷つけた」と謝罪した[109]。28日には、滋賀県警の滝澤依子本部長が県議会本会議の一般質問で答弁し、「県警察を代表してお詫びする」と謝罪した。また、内規では県警が作成した書面を県が事前確認することになっていたが、県警は県に書面を送っておらず、県が把握していなかったことも発覚した[110]。
2023年4月20日に開かれた第7回口頭弁論では、県警が再審公判段階で初めて検察に送致した証拠の中に、矛盾する複数のAの供述調書があったことが明らかになった。県警から検察への捜査資料の送致記録リストを国側が開示したことにより判明した。A側は、捜査段階では不起訴になることを恐れた県警がこれらの証拠をあえて送致しなかったこと、当初は再審公判で有罪立証する方針だった検察がこれらの証拠によって有罪立証を断念したことを指摘した[111]。
6月22日の第8回口頭弁論で、A側は、取り調べを行った警官Cとその上司、起訴判断をした検察官、再審公判で有罪立証を放棄した検察官、再審開始決定に特別抗告した当時の大阪高検検事長、遺体を解剖した解剖医、再審請求中のAの精神鑑定を行った医師、Aの母の証人尋問を申請した。A自身の尋問も申請した[112]。10月20日に行われた非公開の進行協議で、C、捜査指揮を行った刑事、起訴判断をした検察官、解剖医を証人として採用することが決定され、A本人への尋問も行われることとなった。A側が他に申請していた、Aの母、再審請求中のAの精神鑑定を行った医師、再審開始決定に特別抗告した当時の大阪高検検事長らへの尋問については不採用となった[113]。
2024年3月7日、第10回口頭弁論でAの起訴を判断した検察官(当時)と遺体を解剖した医師が判断の妥当性などについて証言した[114]。
元検察官への尋問では裏付けがないままAの「自白」の信用性を認めたことを問われると、「捜査する中で自白が出たので信用できると判断した」と答えた。また、「チューブのたん詰まりにより心臓停止したことも十分考えられる」とする解剖所見が書かれた捜査報告書を県警が検察に送っていなかったことを問われると、「全ての捜査資料を送っていると理解していた」と証言した。「送られていたら殺人罪の起訴を見送っていたのではないか」というA側からの問いに対しては「答えようがない」と答えた[114]。
解剖医は、解剖所見について「たん詰まりを採用すると、他の所見と合わなくなる」と証言し、その真意を問いただされると、自身が作成した所見の内容を否定する証言ともいえる「たん詰まりによる死亡の可能性はない」という趣旨の発言をした。捜査報告書については「記憶がない」と述べた[114]。
5月23日、第11回口頭弁論で、Aを取り調べした警察官Cが証人として出廷し、Aに自白の誘導や指示をしたことについて「一切ありません」と証言した。また、Aの知的能力を問われると「しっかり自分で物事を考え、供述できる人だと思っていた」と証言し、自身への恋愛感情に気づいていたかについては「ないです」と述べて否定した[115]。尋問ではA自ら質問に立ち、「取り調べで机を叩いたり本当にしていないですか」と尋ね、Cは「してない」と否定した。A側の弁護団団長の井戸謙一が「今でもAさんが殺害したと考えているのか」と質問すると、Cは「再審無罪の判決が出ているうえ、組織の一員として取り調べたので答える立場にない」と述べた。井戸が「個人的にどう考えているか」と再度問うと、県側代理人が「質問ではなく意見にあたる」と遮り、Aは「答えてください。犯人と言ったらいいじゃないですか」と感情を露わにした。Aは裁判長に「落ち着いてください」と制止された[116]。
Aは、Cについて、「(証人尋問では)正直に話してほしい。それが悪いことでも責めもしないし、ちゃんと謝ってくれたらそれでいい」と話していた[115]。
5月30日、第12回口頭弁論で、Cの当時の上司の元警察官の男性が証人出廷し、「Aさんが供述弱者だという認識はなかったと思う」とCとほぼ同じ内容の証言をして、供述の誘導を否定した。事故死の可能性について解剖医が言及した捜査報告書が検察に未送致だったことについては、報告書の存在も未送致だったことも「記憶にない」と証言、「(未送致だったことが)今考えても当時の捜査方針に影響しなかったと思う」と釈明した[117]。
6月27日、第13回口頭弁論でA本人への尋問が行われた。Aは、虚偽の「自白」をした背景について、取調べをした県警警察官Cへの恋愛感情を挙げ、「(自白という)大きいことを言えば、警察官が私の話を聞かないといけなくなる。会いたかった」と説明した。CがAの恋愛感情に気づいていたか問われると、Aは「はい。大好きと毎日言っていた」と答え、第11回口頭弁論でCが気づいていなかった旨供述したことについて「うそばかりついてひどいなと思った。違法捜査だと認めてほしかった」と明かした[118]。
訴訟を起こした理由については「冤罪で闘う仲間たちのため、再審無罪をもらって人生を取り戻した私ができることだと思った。取り調べの違法性を皆に知ってもらうためです」と裁判官に涙ながらに訴えた[118]。


湖東事件:日本弁護士連合会
事案の概要
2003年(平成15年)年5月22日午前4時30分ころ、滋賀県愛知郡湖東町(当時)の湖東記念病院で、入院患者のT氏(当時72歳)が心肺停止状態になっているのを、当直のM看護師と看護助手の西山美香さんが発見しました。T氏は約7か月前に心肺停止状態で湖東記念病院に救急搬送され、一命は取り留めたものの植物状態となり、人工呼吸器で生命を維持している状態でした。
T氏の死から1年以上が経過した2004年7月2日、任意で取調べを受けていた西山さんは、取調官のY刑事に対して、人工呼吸器のチューブを外してT氏を殺害したと自白し、同年7月6日に殺人罪で逮捕されました。西山さんの自白は、T氏の殺害方法について目まぐるしい変遷を繰り返しましたが、最終的に人工呼吸器のチューブを約3分間外して窒息死させたという内容となりました。検察官は、西山さんの自白に基づいて、同年7月27日に殺人罪で起訴しました。
西山さんは公判で犯行を否認し、無実を訴えましたが、大津地方裁判所は捜査段階の自白を根拠として懲役12年の有罪判決を宣告し、2007年5月21日に最高裁判所で有罪判決が確定しました。西山さんは、24歳で逮捕され、保釈も認められないまま刑が確定して和歌山刑務所に服役し、2017年8月24日に満期出所したときは37歳になっていました。
経過と問題点

2012年9月28日、西山さんは、T氏の死因に関する法医学鑑定などを新証拠として、大津地方裁判所に2度目の再審請求をしました。大津地方裁判所は請求を棄却したものの、2017年12月20日、西山さんの即時抗告を受けた大阪高等裁判所は、①T氏が他の死因で死亡した可能性があること、②自白についても、その変遷から体験に基づく供述ではない疑いがあり、西山さんが取調官の誘導に迎合した可能性があることから、T氏が自然死した合理的疑いがあるとして、再審開始を決定しました。
大阪高等裁判所の再審開始決定に対して、検察官は特別抗告をし、解剖医の供述調書や法医学者2名の鑑定書を新たに作成し、これらの証拠調べを請求していました。しかし、2019年3月18日、最高裁判所も、検察官の特別抗告を棄却して再審開始が確定し、再審公判が開かれることになりました。
検察官は、再審公判で有罪立証を行うと宣言し、具体的な立証計画も明らかにしていました。しかし、検察官は、2019年9月になって、突然「有罪立証を行わない」と述べ、同年10月18日に「被告人が有罪である旨の新たな立証は行わない」「年度内に判決が受けられるよう、期日を指定していただきたい」との書面を提出しました。
弁護団は、この事件の真相を解明するべく、未開示証拠の開示を粘り強く求め続けていたところ、検察官は未開示であった相当数の証拠を数回に分けて開示し、未開示証拠の一覧表も交付しました。
そして、同年10月31日、「2019年7月29日に新たに送致された別表記載の証拠を開示する」として、滋賀県警察が再審開始決定後に初めて検察官へ送致した証拠のうち58点を開示しました。これらの証拠の中には、人工呼吸器の管内での痰の詰まりによりT氏が心臓停止した可能性もあるとする解剖医の所見が書かれた捜査報告書など、西山さんの無実を裏付ける証拠もありました。滋賀県警察は、西山さんにとって有利な証拠を、再審公判が始まるまで検察官にも隠し続けていたのです。仮に捜査段階でこれらの証拠が検察官へ送られていれば、西山さんは起訴すらされていなかったかもしれません。
再審公判の審理は、2020年2月3日と同年2月10日の2回に分けて行われました。冒頭陳述で「適切な判断を求める」とだけ述べて無罪主張をしない検察官に対し、弁護団は「公益の代表者としてふさわしくない」と批判しました。
被告人質問で、西山さんは、Y刑事の気を引こうとして嘘の自白をした経緯や、弁護人の忠告に従って否認をしても「逃げるな」「そんな弁護士を信用するな」と取調官から言われたこと、取調官がジュース、ドーナツ、ケーキ、ハンバーガーなどの飲食物を提供していたことを述べました。
論告で、検察官は、冒頭陳述と同様に「適切な判断を求める」とだけ述べて、求刑をしませんでした。
2020年3月31日、大津地方裁判所は、西山さんに無罪判決を言い渡しました。弁護団提出の新証拠をもとに、T氏が自然死した具体的可能性を認め、自白以外の証拠では事件性を認めるに足りないとし、自白についても、信用性に疑いがあるだけでなく、防御権の侵害や捜査手続の不当によって誘発された疑いが強く、その任意性にも問題があるとして、証拠から排除しました。
裁判長は、無罪判決を言い渡した後、10分以上もの「説諭」を行い、「取調べや客観証拠の検討、証拠開示のどれか一つでも適切に行われていれば、このようなことにならなかった」と現行制度の問題点に言及し、「もう嘘は必要ありません」と、目を赤くし、声を詰まらせながら西山さんに語りかけました。無罪判決は、検察官が上訴権を放棄し、同年4月2日に確定しました。
湖東事件の真相は、いつ亡くなってもおかしくない状態であった入院患者が、ある朝、心肺停止状態で発見されたという出来事であり、そこに「事件」はありませんでした。警察が事件のないところに「事件」を作り上げた「空中の楼閣」だったのです。
そして、過去に再審無罪となったえん罪事件の多くは20世紀の事件ですが、湖東事件は21世紀になってもえん罪が起きることを明らかにしました。
湖東事件で、えん罪を生んだ原因のひとつは嘘の自白です。
西山さんは、軽度の知的障がいや発達障がいがあり、取調官の誘導に乗りやすい特徴がある「供述弱者」でした。警察も、西山さんがY刑事に好意を抱いたことを利用し、弁護人との信頼関係も破壊していきました。さらに、西山さんの自白を維持させるために起訴後も頻繁に取調べを行い、「公判で否認しても、それは自分の本心ではない」という検察官宛ての手紙を書かせていました。
このように、違法・不当な方法で自白がなされることのないよう、取調べの可視化(録音・録画)や弁護人の立会いを認めるなどの制度改革が必要です。
また、湖東事件でも、警察は、西山さんの無実を裏付ける重要な証拠を、再審公判の段階になるまで検察官にも隠し続けていました。通常の刑事裁判では証拠開示の制度化が進められてきましたが、再審請求でも証拠の開示をきちんと制度化すべきではないでしょうか。
なお、大阪高等裁判所の再審開始決定に対して、検察官は特別抗告をすることで、湖東事件の再審開始が約1年3か月遅れ、西山さんのえん罪被害救済もそのぶん遅れることになりました。再審開始決定に対する検察官の不服申立ては、えん罪被害者の救済を不当に遅らせるものであり、やはり禁止すべきではないでしょうか。

刑事に恋なんかしていなくても同じことになったと思うんですよ…国賠訴訟で明かされた西山美香さんを誘導した取調べ官の“テクニック”【湖東記念病院事件】国内 社会2024年06月04日デイリー新潮
2003年5月、湖東記念病院(滋賀県東近江市)で当時72歳の男性患者の人工呼吸器のチューブを外して殺害したとして懲役刑を受け、12年間、服役した元看護助手の西山美香さん(44)。冤罪を訴え続け、20年3月に大津地裁で再審無罪が確定した。違法な捜査で長期間拘束されたなどして、国(大津地検)と県(滋賀県警)を相手取って起こした国家賠償訴訟が大津地裁で続く。【粟野仁雄/ジャーナリスト】
【写真】国と滋賀県に約4300万円の損害賠償を求めた西山美香さん
「今でも大好き」って言ったら…
 西山さんは取り調べを担当した滋賀県警の山本誠刑事(当時)の甘い言葉を信用し、好意を抱いてしまった。山本刑事はそれを巧みに利用して虚偽の自白調書を作った。
「『今でも大好きなんですよ』って言ったら、皆さん、どうしますか。ネットなんかすごい盛り上がるでしょうね」
 5月23日に開かれた公判後の会見で、現在の山本刑事への思いを記者に問われた西山さんの口から飛び出した言葉だ。彼女は出所後、記者会見を重ねるたびに堂々と自分の思いを発言するようになり、今回の見事な切り返しには感動すら覚えた。
 西山さんは20年12月、国と滋賀県に約4300万円の損害賠償を求め、大津地裁に提訴した。「こんな冤罪被害者は私だけにしてほしい。そのためにはもっと真相が明らかにならなくては」と訴える。
「改心させようという気持ちだった」
西山美香さん
5月22日、大津地裁に向かう西山美香さんと代理人弁護士ら(撮影・粟野仁雄)(他の写真を見る)
 5月22日の第11回口頭弁論は、西山さんが「恋してしまった」という山本刑事が証人として出廷する大きなヤマ場となった。注目度は高く、傍聴券の抽選倍率は3倍にもなった。
 弁護士から取り調べの状況を問われた山本刑事は「西山さんの態度から、供述の内容は、ある程度、信用できると思った」「恋愛感情を持たれていたことは認識していなかった」などと述べた。
 さらに「西山さんが1時間以上も犯行を否認したにもかかわらず、調書を作成しなかったのはなぜか」と問われると、山本刑事は「否認は一時的なものだと考え、調書を作成しなかった」と答えた。
 西山さん自身も直接質問し、「あなたは何度も『俺がおまえの不安を取り除いてやる』と言いましたよね」と問うたところ、山本刑事は「取調官として改心させようという気持ちだった」と答えた。
 弁護士に「西山さんが患者を殺害していると思っているのですか」と問われると、山本刑事は「再審無罪の判決が出ております。組織の一員として、取り調べ官として捜査した。私がお答えすることはできません」とはぐらかした。
以下略。

2025.07.12 14:40「警察が虚偽自白誘導」違法性は 再審無罪で国賠、17日判決高知新聞社
滋賀県東近江市の湖東記念病院で2003年に患者が死亡し、殺人罪で服役後に再審無罪が確定した元看護助手西山美香さん(45)が、国と県に計約5500万円の損害賠償を求めた訴訟で大津地裁(池田聡介裁判長)は17日、判決を言い渡す。県警による虚偽の自白誘導など違法捜査があったとの訴えはどう判断されるのか。西山さんは「間違いを認めてほしい。ただそれだけ」と願う。
 「私が人工呼吸器のチューブを外しました」。04年7月、警察署の取調室で述べた「自白」により西山さんは逮捕された。やさしく話を聞いてくれた刑事に恋心を抱き「嫌われたくない」との思いで相手に合わせる供述をしてしまった。公判では「好意からうその自白をした」と無罪を主張したが退けられ、懲役12年の刑が確定した。
 服役中に再審請求し、新証拠として提出した医師の意見書などから、大阪高裁は17年「患者が不整脈で自然死した可能性がある」と再審開始を決定。最高裁も支持した。
 地裁は20年の再審判決で、改めて自然死の可能性を指摘し、無罪を言い渡した。





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Last updated  2025.07.14 01:01:03
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