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番外編4 「連れ去られたミルキー」P57-P63


番外編4 「連れ去られたミルキー」P64-P70


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小話  屋台その2  VOL.141


小話  屋台その2  VOL.148


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小話  屋台その2  VOL.162


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特別編 『アリスの大豪邸』 


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.10


特別編 『アリスの大豪邸』 ACT.20


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.136


『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


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ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.05.17
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 ここは井戸の底では無くて、水際から前方向かって石造りの通路が斜め上方に伸びていました。そこには大変キツイ傾斜が付いていました。
アリスのいた現実世界のクフ王のピラミッド内部にある「大回廊」によく似た雰囲気です。回廊の天井まではかなりの高さがあり、一番高い所で10メートルほどもありました。


 通路出口の方を見上げたニセアリスが言いました。
「”登れ”と言う事かな?」

 その時、突然風が通路に沿うような形で吹き込んで来ました。

 ビューーーーーーーー!ビューーーーーーーーーー!

 かなり、強い風です。



ジョセフ 「飛ばされないように!」

 ジョセフ少年がミルキーの方を指差しました。アリスは急いでミルキーが風で飛ばされないようにしっかり抱きかかえました。

 でも、ウサギさんの方は突然の突風に飛ばされてしまい、体が空中に舞い上がりました。
その先には壁があります。ニセアリスはすぐにウサギさんの足にくくっていたロープを引きました。
それで石の壁に激突する事はありませんでした。でも、ウサギさんの体は凧のように空中を漂っていました。

ウサギ  「うわわわわわわわわぁ!」

 ビューーーーーーーー!ビューーーーーーーーーー!

 その後、風はピタリと止みました。

急に風が無くなったので、ウサギさんが突然水面上に落ちました。

 バシャ!

 水から上がったウサギさんは狂ったように走り出しました。また動物特有のビックリした時の条件反射が起こっているようです。

まるで、滑り台を駆け上がろうとしている感じでした。

ウサギ  「えっほ!えっほ!えっほ!えっほ!えっほ!えっほ!」

 ウサギさんがあまりに激しく足を動かすので、背中の毛並み付いた水しぶきがニセアリスの服にかかりました。それを見てニセアリスは自分の服が乾いている事に初めて気が付きました。

ニセアリス「今の風、”乾燥機”じゃない?」

 ジョセフ少年も頷きました。どうやら、水から上がった者の服を乾かすだけの風のようでした。


 ストン。

そしてニセアリスの足に引っかかって止まりました。




 ……それでもなんとか傾斜路を登らなくてはなりません。
ニセアリスは重いタンクを外してそこを登る事を試してみましたが、やはり傾斜路は急でしかもツルツルの表面だったので、ウサギさん同様滑って登る事が出来ませんでした。

 ジョセフ少年もタンク等の重い装備を全て外しました。それからバッグの中からボウガンを取り出しました。それは握りが拳銃のグリップに似ていました。そこにアルミ製の比較的柔らかい矢じりの付いた矢をセットしました。そして矢の先に細いロープを結びました。

ボウガンを持つジョセフ少年 傾斜の出口から向こう側に壁のような物が見えています。ジョセフ少年はそこを狙ってボウガンを発射しました。

 プシューーー!

弓矢は空中を飛んで行きました。

 カッ!

見事、通路の奥の壁に命中!矢が引っかかりました。





 ジョセフ少年はロープが外れないか、何回か手で引っ張って試し、それからそのロープを伝って上まで登りました。歩みはゆっくりですが、こうすると滑らずに登りきる事が出来ました。

 登り切った地点で、周囲を警戒するジョセフ少年の姿が下にいるアリス達からも見えました。
そこに危険な物は何もないと判断したようで、ジョセフ少年はロープがキチンとセットされているのを確かめてから、下のアリス達を呼びました。

 アリスとニセアリスもジョセフ少年に習って坂を登り始めました。もちろんそれぞれにミルキーとウサギさんがしっかりと抱き付いています。


 アリスとニセアリスが登り切ると、そこに大きな部屋が存在しているのが目に飛び込んで来ました。あの井戸と石棺のあった部屋とよく似た広さで、ここも床と壁が石造りでした。でもここの床には幾何学模様はありません。壁も床も全て鏡のように磨かれた石の質感そのままでした。
 この部屋の方が、前の部屋より「冷たい」印象がありました。





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Last updated  2005.12.13 05:31:16 コメントを書く


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