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小話  屋台その2  VOL.141


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特別編 『アリスの大豪邸』 


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『アリスの大豪邸』第4部 ACT.140


Profile

ブルーアイ.

ブルーアイ.

2005.09.03
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 インコ兄者は落ち着いた表情で椅子に座り直しました。そして……気分が良いのか「フン、フン、フフン、フン~♪」と鼻歌を歌い始めました。
ミッチーは横目でずっとそれを睨んでいました。

 15分ほどの時間が経ち、隣の書斎からパソコンのプリンタが動くような音がかすかにしました。その後インコモモジャが向こうの書斎兼パソコンルームから戻って来ました。手(翼の先っぽ)にはそれらしき会計簿を持っていました。
ミッチーにとってこの会計簿は初めて見るタイプの物でした。おそらく社長専用。会社の全ての会計が一まとめに凝縮された物なのでしょう。

インコモモジャ「兄者、これですか?」

インコ兄者の目が怪しく光りました!

インコ兄者「うむ」

インコ兄者は小さな眼鏡を取り出して顔に着けました。老眼鏡でしょうか?
その会計簿は真新しい紙に印刷されていました。インクのノリから見ても「今しがた印刷されたのではないか?」と思えるような物でした。


インコ兄者「フン、フン、フフン、フン~♪」

楽しそうです。そして……、

「おーーーーーーーー!ここだ!ここだ!」

……と、大げさな声で言いました。
そこに並んだ数字の中に赤ペンで囲まれた箇所があり、インコ兄者はミッチーにそこの部分を指し示しました。
ミッチーは会計の仕事も出来るので、誰かがお金を横領している事はすぐに分かりました。
そう!数字を読み取ると、確かに30万ゴールドものお金が帳簿上から消えているのです。しかも毎月毎月……。

ミッチー  「……確かに”誰か”が横領しています。でも、どうしてこれがタッキーの仕業だと……?」

インコ兄者「あれーーーー?!知りませんか?タッキーは最近また”パチンコ”に再熱してるんですよぉーーーーーーーー!」

ミッチー  「パッ、”パチンコ”?」

ミッチーの美しい顔が激しく曇りました。



インコモモジャ「はい。」

インコモモジャは今度は写真を取り出します。これも同じく今しがた印刷したような、インクの光沢がまったく失われていないカラープリントでした。
そこには……、
昼間っから煙草を口にくわえながらパチンコにいそしむタッキーの姿がありました。その表情はパチンコに陶酔し切っているような感じです。

インコ兄者「タッキーは学生の時から、ずっとパチンコにハマっていたんですよ!」


なぜなら……、

ミッチー  「たっ、たっ……」

インコ兄者「”たっ”?」

ミッチー  「たっ、確かに、タッキーは以前”パチンコ”にハマっていた時期がありました……」






小説目次 

→第1話~第14話
→第15話~






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Last updated  2007.07.09 03:38:03
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