ジャズの神様の思し召しのままに

ジャズの神様の思し召しのままに

2005年09月09日
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テーマ: Jazz(2004)
カテゴリ: ★★★★
今日は、カーステン・ダールのコンサートについて書いてみる。CDレヴューではなくコンサート・レヴューとなり、看板に偽りありで申し訳ないが、ご容赦頂きたい。

武蔵野スイングホールは180席の小さなホールなので、客席とプレイヤーの距離感を感じないというのが魅力のホール。このホールにカーステン・ダール、レナート・ギンマン、トマス・ブラックマンのトリオが登場した。ダールは紺のスーツにシャツの裾だし&ネクタイで登場、ギンマンは普通のカジュアル、ブラックマンは真紅の上下でフェラーリのメカニックのような格好で登場。ホールに集まったお客さんは、近所のご隠居さん風や学生風の人たちが多く、欧州ピアノ厨風の客は見当たらなかった(これ、意外!)。良くも悪くも自然体の客層で安心した。

曲目をメモるつもりだったが、筆記用具を忘れたために曲名を正確に覚えていないので申し訳ない。覚えている範囲では、以下の通り。(曲名は順不同)

There's No Greater Love
Autumun Leaves
Body and Soul
Nostalsia in Times Square
All Blues
Blue In Green

Night And Day
※あと3曲ほど思い出せません。(;_;)

今回のトリオはGinman-Blackman-Dahlのメンバーとなったことから、ドラムのブラックマンのカラーが強く出た形となった。"Blue Train"をイメージして行ったお客さんは、ドラムの違いによるバンドカラーの違いに驚いたに違いない。

良くも悪くも、ドラムのブラックマンが今回のコンサートのキーとなっていたのは事実。ブラックマンの叩き出す豪快なビートは、変拍子への大胆なチャレンジという点では評価できるが、一方でブラシュワークが今ひとつだったようなピアノトリオの基礎(いかにも日本人的な発想ではあるが)に問題があったと思う。トニー・ウィリアムスのようなドラミングは見事だったし、ダール以上にバンドをリードして凄いのだが、ブラシの音があまりにもみすぼらしく、スタンダードを演奏するには大きな欠陥と言わざるを得ない。

ダールのピアノは、CDで聴いた通りの変幻自在な演奏だった。ある時はバド・パルエル、ある時はハービー・ハンコック、ある時はエロール・ガーナーといったオタクぶりを披露し、ベニー・グリーン依頼のジャズオタ@JPNを喜ばせる演奏であった。音の粒が揃っていない、という批判があるかもしれないが、リズム感の良さとジャズオタクぶりで十分カバーしており、現役ピアニストの中ではトップクラスの面白いステージだったと思う。

ギンマンについては、ベースの音が良く聞こえなかったので、何とも言えない。

面白いコンサートではあったが、不満も残った。願わくは、ダール&ピーター・ワシントン&ルイス・ナッシュ or ケニー・ワシントン というトリオで聴いてみたいものだ。

猫麻呂ポイント:★★★★(4.0)





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最終更新日  2005年09月10日 01時52分31秒
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