僕のお気に入り

僕のお気に入り

TULIP2005.9.10高松公演


1.恋のドラキュラ
2.箱入り娘
3.ムトウス
4.仔牛のロウ・カウジー
5.悲しみに挨拶を
---以上アコースティックセット---
6.私のアイドル
7.夏色のおもいで
8.神様に感謝をしなければ
9.hope
10.風のメロディ(以上、第1部、10分休憩)
11.I am the Editor
12.この小さな掌(詩保子へ)
13.ぼくがつくった愛のうた
14.悲しきレイン・トレイン
15.虹とスニーカーの頃
16.青春の影
17.心の旅
18.Someday Somewhere
19.Shooting Star (以上、第2部)
--ENCORE--
20.銀の指環
21.早くおいで
22.エジプトの風
23.夢中さ君に
24.魔法の黄色い靴

 オープニングは意外な曲でスタート。所謂生ギターコーナーである。いつもコンサートの中盤に持ってくるのだが、安部さんのMCによると「なごやかな雰囲気で始めたい」との事。このコーナーでは「ムトウス」が聴けて感激。財津さんは声がよくでていて本来サビはファルセットで歌うのだが地声で歌いきっていた。
 「ローカウジー」はいつも通りメンバーがリードボーカルを分け合うスタイル。唯一安部さんのボーカルが聴ける曲だ。(といっても「泣くのはもうおやめ」だけだが)
 今回は2部構成となっていて途中で休憩が入った。1部の後半は「私のアイドル」でスタート。これで一旦総立ちになるのだが財津さんと姫野さんはギターとキーボードを曲毎にチェンジするため次の「夏色のおもいで」との間が変にあいてしまい客席もこのまま立ちつづけたほうがよいのか座ったほうがいいのかとまどってる様子。
 「風のメロディ」で1部は終了。僕が聴いてる時だけかもしれないがいつもこの曲は財津さんのキーボードが音がでないトラブルにみまわれる。今回も最初うまく音がでなかった。反面、二人のボーカルは絶好調で特に財津さんのファルセットはすごい声量であった。ただ、正直この曲で1部が終了したとき「もう?」と思ってしまった。

 2部のスタートは2期の第1弾シングル「I am the Editor」。今回、第2期の曲が多く必然的に上田さんのドラムで聴くのは初めてになるわけですべてが新鮮だ。「この小さな掌」は演奏すると思わなかったので思わずこみあげてきてしまった。
 「心の旅」の前の財津さんのMCでまたリードボーカルをとりそこねた話をしていたのだが今回はさらにネチネチと姫野達也をいじめ抜く(笑)。この1件は相当根にもっているのだろうか。
 第2期の曲ながら定番としてしっかり定着した「Shooting Star 」で本編は終了。
 今回「Someday Somewhere」からの曲がかなり多かったがメンバーチェンジ前のアルバムということで第1期と第2期をつなぐ時期だからかなという気がした。

 今まで盛り上がりそうになると流れが断ち切られて、という感じで消化不良感があったのだが、アンコールで一気に解消、爆発した!
 「銀の指輪」から4曲とノンストップで気持ちよかった。「銀の指輪」の間奏で姫野さんは例のごとくステージの端から端まで走りまくり例によって間に合わないかと思ったが今回はしっかり間に合った!
 「早くおいで」上田さんはこの1曲で凝縮、今回も見事なボーカルだ。ドラム叩きながらこれだけ歌える人は世界広しといえどもそんなにいないのではないだろうか?
 さて次は宮城さんだがこの流れで続ける曲あったっけ?と思ってたらこの曲が・・・・・そう「エジプトの風」です。そうそうこれがあった!今回はいつも以上に張りのあるいい声を聴かせてくれた。エンディングの安部さんのギターもスタジオ盤通りで嬉しかった。

 2度目のアンコールはこの曲がコンサートの終わりの合図となる曲「魔法の黄色い靴」。たまにはこの曲以外で終わるチューリップのコンサートを聴きたいと思わないでもないが・・・・・今回は最後の合唱の所でドラムのリズムのみになる処があり意外と良かった。もちろん僕も大合唱したことは言うまでもない(笑)。

 定番の曲と意外な曲がバランスよく織り交ぜられたいい内容だったと思う。定番曲もリズムのキレが良いせいか意外と新鮮に聴くことができた。上田さんが凄いのはいつも通り。今回席が宮城さん側だったので宮城さんを注意深く聴いていたのだが凄いベーシストだとあらためて思った。曲によってはゴキゲンにドライブしすぎて暴走寸前なんて聴こえたのもあったくらいだ。
 全24曲。過去の再結成ツアーのセットリストを確認してみたのだが30曲前後であったので明らかにすくない。コンサートが終わった後、良かったのに物足りなさを感じていたのだが曲数が減ったせいであったようだ。
 すべて確認したわけではないが会場毎のサプライズ曲やちょっとした変更などもなかったようだ。これが彼らの衰えからくるものでないことを願っているが・・・・
 今までいつかは終わりが来ると思っていたがそれはまだまだ先の話だと思っていた。でも確実に終わりが近づいていることを実感させられたコンサートだったと思う。そう思いたくはないのだが・・・・
 でも少なくともステージ上のメンバーは元気そうだった。まだまだ先は長いと思いたい。

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