僕のお気に入り

僕のお気に入り

チューリップ2007.9.2大阪


2007.9.2(日)大阪フェスティバルホール

1)心を開いて(財津)
2)あの娘は魔法使い(財津)
安部MC
3)悲しきレイントレイン (姫野)
4)明日の風(姫野)
5)ここはどこ (姫野)
6)NEVER ENDING(姫野)
財津MC
7)run(財津)
8)走れムーン号(上田)
9)Route134 (宮城)
安部MC
10)ブルースカイ(財津)
11)風のメロディ(姫野、財津)
12)約束(財津)
財津MC~生ギターコーナー
13)逆回転(財津)
14)風見鳥(姫野)
15)I LOVE YOU (財津)
~転換
16)心の旅 (姫野)
17)ぼくがつくった愛のうた(姫野)
18)Someday Somewhere(財津)
財津MC
19)虹とスニーカーの頃 (財津)
20)青春の影(財津)
21)Shooting Star (財津)
アンコール
1)2222年ピクニック(財津)
2)銀の指環 (姫野)
3)夢中さ君に(財津)
アンコール2~メンバー紹介
1)魔法の黄色い靴(財津)
2)二人で山へ行こう(姫野、財津)
(ファンサイトより転載)

今回のツアーは僕にとって唯一の公演となりそうです。
6月からスタートしてるので待ちに待ったという感じでした。

今回は最近では珍しくオープニングにフィルムを使い、チューリップの歴史を駆け足で紐解く内容で、いやがおうでも期待感が高まります。
フィルムの終わりが近づいた頃、メンバーが登場し、”2007”の文字が浮かび上がったその時、1曲目がスタートしました。
ポールのツアーでもこれとよく似た演出があったことを思い出しました。

「心を開いて」
オープニングは何となく「run」だろうか?なんて考えていたのでちょっと意表をつかれました。
”ファイナルツアーWell”のオープニングメドレーでも演奏されていたのでその時のことを思い出しました。

「あの娘は魔法使い」
今回、メンバーの立ち位置が違うことが話題になっていましたが、実際に観て思ったのは財津さんと姫野さんの楽器移動を楽にするために真ん中にキーボードをふたつ並べた配置のほうが印象的でした。
安部さんが逆になったのは、単に姫野さんの横がよかったから?なんて考えています(笑)

「悲しきレイントレイン」~「NEVER ENDING」
僕が思うところのサプライズはここで姫野さんヴォーカル曲が4曲続いたこと。セットリスト全体でも10曲(財津さんと分け合った曲込)もあり、これは姫野さんの長年の功績に対する財津さんの粋なはからいかな?と深読みしましたがどうでしょうか。

「run」
結局ニューアルバムからは2曲だけ。
事前予想を書いたときは期待を込めて5曲ぐらいは、と思ったのですが。
でももうひとつが姫野さんの「NEVER ENDING」だったのは良かったです。

「走れムーン号」「Route134」
恒例の?上田・宮城コーナー。
結局この二人の出番はここだけだったので再結成以来ずっとセットリストに入っていた「早くおいで」はお役御免に。
5月の上田さんのソロ公演のときに聴いた印象ではそろそろこの曲を歌うのはきついのかも、と思ったので上田さんの意志なのかも知れませんね。
逆にムーン号はソロのときと違ってオリジナルアレンジで聴けたので良かったです。よくこれだけ激しいドラムを叩きながら歌えるものだと感心しました。
宮城さんのこの曲はもはや”コンサートのヒット曲”ですね。
いつも以上に艶っぽいいい声でした。

実際この2曲は総立ちで大いに盛り上がりました。

「ブルースカイ」
何故かこの曲はさほど盛り上がらず。
安部さんが丁寧に曲の解説をしてから演奏したにもかかわらず。
先の2人が大いに盛り上がったのと対象的で財津さんて人気ないのかなぁ、なんて思ってしまったじゃないですか(笑)

「風のメロディ」
今回何故か財津さんの存在感がいつもほど感じられませんでした。
あのメガネのせいでしょうか?
でもこの曲を始め、声はよく出ていました。

「約束」
何となくピアノのタッチがいつもと違ってました。
音色が古びたピアノって感じだったし、リズムもわざとずらした感じの弾き方だったような。
歌はいつも通り素晴らしかったです。

「逆回転」
生ギターコーナーです。この曲も”ファイナルツアー!以来じゃないでしょうか?
好きな曲なので嬉しかったです。

「風見鳥」
今回、姫野さんの声がほんの少し若返って聴こえませんか?
若干やせたことが声にも影響してるのでしょうか。
だとしたら完全にやせたら声も元に戻るのかなぁ、なんて不謹慎なことを考えてしまいました(姫野さんゴメンナサイ!)。

それはそうと、ハーモニーのパート割が不自然でした。
一番高いファルセットのパートを上田さんが歌ってましたが、これは本来、財津さんが歌うべきパートです。実際ファルセットの声量、声のとおりからいっても財津さんでしょう。
何故変えたんでしょうね。

「I LOVE YOU 」
おなじみのこの曲で生ギターコーナーはあっさり終了(笑)。
もうやることがないのだとか。
そんなことはないと思いますが、インパクトを与えつつとなると厳しいのかも知れませんね。

「心の旅」「ぼくがつくった愛のうた」
後半はまずこの2曲から。
偶然にも姫野コーナーその2にもなりましたね。
宮城さんの声がいつも以上に透き通ったいい声で「ラブリーエミリー」がとてもきれいに聴こえました。

「Someday Somewhere」
今回ピアノバラード曲は財津さんが即興でポロンポロンやってから始まるというパターンが多かったです。
それはそうとでだしのコードが同じなのでどうしても「たしかな愛」を期待してしまうんですよね。

「虹とスニーカーの頃」
”チューリップ中興の祖”というわけでもないのでしょうが(笑)、この曲に敬意を表したMCのあと演奏されました。
いつも、”まだやってる”と思っちゃうのですが(笑)、今回も一瞬睡魔に襲われました(爆)。

「青春の影」
財津さんの声の出し方に変化が。
”一本道が~”(以降同じ)の部分、これまでファルセットだったのに今回は地声に。
財津さんの場合は昔より地声のキーは音域的に広がっているのは間違いないです。
相対的にファルセットの下のほうの音域が以前より弱くなってるので歌い方を変えたのでしょう。

「Shooting Star 」
ファルセットの上の音域は衰えてないですねー。
この曲の財津さんの声はあいかわらず凄いです。

「2222年ピクニック」
アンコール1曲目。
これは盛り上がりましたね。
ここまで財津さんの曲で総立ちになった曲はなかったのに(Shooting Star除く)、第2期の曲もっとたくさん演奏してほしかったですね。

「銀の指環」
お約束?の姫野さんヴォーカル間に合わず!が今回も観れました(笑)。
でも宮城ピンチヒッター!は残念ながら聴けず。

「夢中さ君に」
姫野さんと入れ替わりで今度は財津さん。配置換えの効果がここにあらわれてましたね。財津さんkey→G、姫野さんG→keyという転換が曲間なしでスムーズに行われていました。
これこそ”歳だからどうにかしてくれー”から始まったことかもわかりませんが(笑)、思わぬ副産物がありましたね。

「魔法の黄色い靴」
2回目のアンコールでこの曲が始まったとき、”え、もう終わり”と思いました。実はコンサートが始まる前、メモリプレイヤーで「人生ゲーム」を聴いていた時に”一度くらい「黄色い靴」で終わらないチューリップのコンサートを観たかったなー、なんて考えていたんです。

「二人で山へ行こう」
曲がおわってもメンバーがそのままで、財津さんがギターを持ったので”え、もしかしてまだ次があるの?”とビックリしました。
しかし、それにどよめきすらおきない客席に2度ビックリ!
”そうか、昨日みてみんな知ってるんだ”と気づくのに2秒ほどかかりました(笑)。
イントロ聴いてすぐには何の曲かわかりませんでした。
それどころかリズムが似てるので一瞬「てんとう虫のサンバ」が始まるのかと思った(笑)。
(これ、ギャグではなくマジです)
そういえばいつも「道化者」とのメドレーで聴いてるもんなぁ。

そんなこんなでなにやらパニくってたので、落ち着いて聴けるまでちょっとかかりましたが、今日一番のサプライズをありがとうと思いました。
念願かなって「魔法~」で終わらないチューリップのコンサートを観ることが出来ました。

少なくともステージの上のチューリップからは衰えはほとんど感じませんでした。
強いていえばないこともないですが、逆に姫野さんの声に甘さが少し戻ったこと、財津さんの音域の広がり、宮城さんの声の艶とプラス面のほうが多いように感じました。
これはソロ活動等もあってメンバー一人ひとりの存在感が増していることも大きいと思います。
来年なんかは確かに各メンバーのソロやLIPやALWAYSといった別ユニットの活動が見てみたいという感じはありますけど、何もチューリップを永遠に封印することはないと思います。

多分今回の最後というのは今は元気だけれど2,3年後も元気でいる保証はないから最後のつもりで観て欲しいという財津さんのやさしさから出たことじゃないかと思います。
そういう意味ではきっと再結成は・・・・あるでしょう!



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