僕のお気に入り

鈴木康博SOLO LIVE 2007 9.29四万十

2007.9.29高知・四万十市　四万十川河川敷

＜セットリスト＞
1.一億の夜を越えて
2.夕山風
3.素敵にシンデレラコンプレックス
4.父・流れ星
5.タクハネエ
6.振り返ってみよう
7.春の贈り物
8.海辺にたたずんで
9.雨よ激しく
10.潮の香り
11.はたちの頃
12.愛の終わる時
13.個人の自由と平等
14.架け橋
15.いいことあるさ
16.Believe In Our Smile
17.燃ゆる心あるかぎり
EC
18.汐風の中で
19.いくつもの星の下で

「一億の夜を越えて」
今回のセットリストですが、一応”いいことあるさ”のツアーの一環なので他の会場も概ね同じではないかと思いますが、この曲を1曲目にもってきたのは知名度バツグンのため、”つかみはOK”という考えもあったのかも？
会場との一体感が早くも感じられました。

「夕山風」
一転、前作アルバム”ダレか胃薬クレ”から。
ベテランでやってると新作の曲はそれに対応したツアーでやってオシマイというケースが殆どになってくるんです。
それなのにちゃんと前作からの曲もセットリストに残してるところがエライ！
晴れていたらもっとシチュエーションにピッタリだったですね。

「素敵にシンデレラコンプレックス」
これがある意味YASSさんの最も有名な曲ですかね？
”唯一の紅白曲”とYASSさんも楽しそうにおっしゃってましたね。

「父・流れ星」
ホテカリさんからのリクエストとの事です。
タイトル通りかなり内省的な歌なのでライブでは殆ど演奏していないレアな曲を聴くことができました。
これは前々作「Knockin' on Your Heart」からで2000年代に発表したアルバムから最低1曲は演奏しているわけですから、凄いと思います。

「タクハネエ」
「振り返ってみよう」
「春の贈り物」
「海辺にたたずんで」
ニューアルバムからMCをはさんで4曲。雨が激しくなり曲の途中でYASSさんの左横にテントの隙間から雨が落ちてくるアクシデントが。
また客席の上にテントを移動するためしばし中断もありました。
しかし雨にも負けずYASSさんは熱唱してくださいました。
ギターにも影響がまったくないとはいえない中、客席にも気遣いをかけてくれたし、ほんといい人です。

アルバムでは当然いろんな楽器が入り、一人多重コーラス満載なわけで、それをギター一本で演奏するわけですから、制約だらけでキツイはずですが、また違った魅力を各曲から聞き取れます。
ギター一本なのにゆったり、大きなリズムにつつまれている、そんな感じです。
でももともと弾き語りを念頭において作られた「海辺にたたずんで」が一番しっくりいってて聴かせてくれました。

「雨よ激しく」
「潮の香り」
まだまだ雨が降り続く中”次の曲は非常に間の悪いことに「雨よ激しく」です(笑)”といって始まりました！拍手喝采です。
”雨よ激しく”なんて歌う迫力が効を奏したのか、この後しばらくして雨はやんでしまいました。良かったですね。
ここからの2曲はいわゆるカラオケです。
最近のツアーでは中盤、少し雰囲気を変えるためにいつも2曲程度このスタイルでやっています。
僕はオフコースのセルフカバーアルバム「FOWARD」をひっさげて行われたのライブツアーには行ってないのでこの2曲は嬉しかったです。

「はたちの頃」
「愛の終わる時」
ここからは”過去の埋もれた名曲発掘コーナー”とでも言うべきでしょうか。
実際こんなコーナー名がついてるわけではありませんが。
前回のツアーでは”SAVE THE LOVE”をギター一本で再現したことが話題になってましたが、今回またまた違った曲を用意してくるとは、その姿勢に頭が下がります。
まさかの2曲ですよ、これは。

「個人の自由と平等」
「架け橋」
「いいことあるさ」
再びニューアルバムから。これで合計7曲、前回のツアーで「夢旅行」「Specialize Tonight」「あの若者」を演奏しているので早くもほぼ全曲演奏したことになります。(残ってるのは「紫陽花寺」）
これも素晴らしいです。
チューリップなどニューアルバムから2曲しか演奏されず少々がっかりしたところなので、尚更yassさんの積極的な姿勢が光ります。

「Believe In Our Smile」
ツアー毎に曲目がガラっと入れ替わる、実は先鋭的なyassさんのセットリストの中では最近定番として定着してきた感があるこの曲。
誰のコンサートでも大合唱するようなコーナーがあると思いますが、yassさんは一味違います。
掛け合いをしないといけない、しかもこれが結構難しい！
手拍子と歌のリズムが違うし、ちゃんとやれれば確かにyassさんの歌と合うのだけど。
でも、ハモリもokだしやってて非常に楽しいです。
”ライブに来たことある人はリードお願いしますよ”なんて言われたもんだからはりきっちゃいました(笑)。
子供たちが元気が良かったようで後でyassさんが褒めていました。

「燃ゆる心あるかぎり」
本編ラスト。結構久しぶりに聴いた気がします。
この10年”男50”と歌い続けてきましたが来年は60台に突入ということでこの歌詞で聴けるのも今ツアーが最後かもしれませんね。

ライブに入り込んで幕上げの仕事(注：他の日記を参照してください)を忘れそうになってましたが、準備のため曲の途中ですが、あわてて裏側にまわりました。

「汐風の中で」
アンコール1曲目はこれもカラオケに一人アカペラスタイルで。
今までずっと中央の客席(といっても芝生ですが)でじっくりみていましたが、次の幕上げのこともありここからはステージの袖でみていたので、yassさんの姿はあまり見れませんでしたが、音だけでもその素晴らしさが十分伝わってきました。

「いくつもの星の下で」
最後はこの曲。
ギター一本で聴くこの曲は絶品です。
ギター音色、歌声が優しく心に響きます。

いろいろありましたが、今回も素晴らしいライブでした。
音も野外なのに4月の大阪より良く聴こえたし、yassさんの声もCDで聴くよりずっと若々しかったです。
野外はハプニングも多いですが、この爽快感はライブハウスでは味わえないですね。

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