書評日記  パペッティア通信

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▼   将棋名人戦 共催、新たな試み 連盟を支え、条件協議

2006年09月19日(朝日新聞)

 朝日新聞社と毎日新聞社が19日に協議入りを表明した将棋名人戦の共催は、七つある将棋のタイトル戦や、囲碁のタイトル戦でも、全国紙同士では過去に例のない形だ。将棋界最古のタイトル戦での新たな動きに、日本将棋連盟の米長邦雄会長は「両新聞社の読者が一番喜ぶことになるよう願っています」とコメントした。

 日本将棋連盟と主催社との間で結ばれるタイトル戦の契約は、七番勝負や五番勝負で行われる「挑戦手合」と、挑戦者を決める予選などの棋譜を独占使用するため、その対価を契約金などの形で将棋連盟に支払う内容となっている。

 名人戦では、第36期(78年)以降、朝日新聞社に代わって再度主催社となった毎日新聞社が第65期まで3期ごとに契約を更新。第64期の契約金は3億3400万円だった。

 一方、米長会長のもとに設けられた経営諮問委員会から名人戦契約の移管を打診された朝日新聞社は今年3月17日付で(1)契約金は年3億5500万円(2)将棋普及協力金は年1億5000万円(3)朝日オープン将棋選手権に代え、契約金が年4000万円の棋戦を実施する――という5年契約の条件を提示した。

 5月になって米長会長は朝日、毎日両新聞社に名人戦の共催を提案。棋譜を使用する観戦記などは両社で独自に掲載する▽両社の関係は対等である▽契約期間は5年間との基本線を示したほか、共催する両社の拠出額の合計が、現在の名人戦の契約金と朝日オープン将棋選手権の契約金の合計(約4億7000万円)を上回るよう求めていた。

 毎日新聞社が共催の協議入りを表明したことを受け、米長会長は「5月の(共催)提案をたたき台にして話し合っていきたい」と述べた。契約金の分担や棋譜使用などについて将棋連盟を交えた3者で協議するとともに、朝日新聞社が提示していた将棋普及協力金や朝日オープン将棋選手権に代わる棋戦についても、改めて話し合う。


     ◇

 〈毎日新聞社社長室広報担当の話〉 日本の伝統文化である将棋の振興に寄与することを第一に考えたうえ、将棋界の将来を担う現役棋士の皆様からの強い要望などを考慮し、対等の立場での名人戦共催の協議を始めることを決めました。

 〈朝日新聞社広報部の話〉 将棋はわが国が誇る伝統文化です。毎日新聞社と対等な立場で共催し、より多くの読者に名人戦を伝えることは、将棋文化の発展・振興に寄与することにつながると考えます。実りある話し合いにしていきたいと思います。



▼  さすがに呆れかえるほかはない。 毎日新聞が「名人戦共催」を受け入れるという回答を将棋連盟によこしたことについて、である。 毎日新聞は、記者が署名記事を原則とする、良い意味で「記者に個性」があるため、政治的立場が「あいまい」になりがちだが、「懐の深い」メディアと高く評価してきた。ここまで、節操・志操、信義というものがない新聞社が、かりにもジャーナリズムを名のっているとは恥ずかしくて仕方がない。


▼  そもそも伝統ある 名人戦は、ファン、棋士、スポンサーといった、ステークホルダー全体にまたがる、パブリックな財産 にほかならない。 あろうことか、その財産を「毎日新聞の名人戦を守ります」と、毎日新聞の一所有物に貶めた挙げ句、将棋連盟と朝日新聞に対して、ネガティブ・キャンペーンを張りつづけたのだ。


▼  そのネガティブ・キャンペーンのひどかったこと、ひどかったこと。 他社の週刊誌を使い、米長の女性関係疑惑をかきたてさせ、自らの紙上では「将棋連盟を金の亡者」呼ばわりした。 中原誠副会長が、契約更新しない旨を記した通知書を渡しに、毎日新聞社を訪問したときの態度について、ネチネチと非礼よばわりしたことは、心底、その陰湿さには怒りさえ覚えた。非礼を理由に文書を「撤回しろ!」として、引き下がらない。 むろん、文書を撤回させないと、毎日名人戦を継続させることができないためだ。 中原の非礼など、「言いがかり」にすぎない。 とはいえ、いくら林葉直子への「突撃」で名を落としたとしても、かりにも「棋界の太陽」とよばれた人格者、「大名人」中原誠に対してする仕打ちか!!!


▼  その将棋連盟から「共催」を提案されても、蹴ったのは当然の見識だろう。名人戦は主催新聞社のものだ、という論理なら、「共催」なんてありえない。 「単独開催」のみに賭けて、失敗したらおりるのが、筋を通すというものだ。かくいう 私は、「毎日新聞は王将戦をビッグタイトルにすべき」派 ではあるし、「名人戦を守る」など偉そうにほざきながら、100万円アップ「3億3500万円×7年」契約というシミッタレにはあきれた。 だが、さすがに「棋士総会」で受け入れられければ、名人戦主催社から降りるのだろうと思っていた。 毎日新聞の歴史的「所有権」なるものを「総会」で否定されてしまえば、毎日新聞が名人戦をやる根拠はどこにもない。 さすがに恥というものを知っていれば、共催を断って、王将戦に金をつぎ込むかするだろう。


▼  それがこの体たらく。 あきれるのは、「 日本の伝統文化である将棋の振興に寄与することを第一に考えたうえ、将棋界の将来を担う現役棋士の皆様からの強い要望などを考慮し、対等の立場での名人戦共催 一方、共催案に前向きな朝日新聞は将棋と囲碁の名人戦を共に主催するのを強く希望してきたと聞く。…… 自前の棋戦を知恵を絞って日本一に育て、相応の資金を棋界に提供するのが文化貢献のあるべき姿なのではないだろうか 」とタンカきったのである。


▼  さすがに、言いだしっぺ。 自前の棋戦、王将戦を知恵を絞って日本一に育て、相応の資金を棋界に提供するのか? と思っていたら何のことはない。  毎日は名人戦に固執してもいいし、共催にのってもいいが、朝日は共催にのってはダメ、日本一棋戦を棋界に提供しなければならない らしい。 ダブスタメディア、毎日新聞。 いったい、どこまで根性が腐りきった新聞社なのか。 こんな恥知らずは、今まで見たことがない。


▼  むろん、将棋連盟には、心よりお喜びをもうしあげたい。 まったくの部外者であるが、実は名人戦問題を解決する、腹案があった。 それは、名人戦は朝日新聞に移すが、順位戦は毎日に残して、順位戦を母体とした大型新棋戦(順位戦のトップを王将にしてもいい)を立ち上げることである。 名人戦は、A級順位戦をそのまま新規名人戦に移すが、もっと降昇格の自由度の高いリーグにする。どうせ朝日は名人戦が欲しいだけ。 しかも竜王戦を主催する読売新聞にとっても、「名人戦の権威」が低下する分、利点は大きい。 そう考えていた。 むろん共催でもそれなりに良いだろう。 双方、それぞれ2億5000万は出さなければならない。 従来よりも余分に金が入る。連盟としては、それでいい。大事なスポンサー様なのだから、強気にでるのもヘンな話である。


▼  また、朝日新聞には、よく罵詈雑言に耐えた、と心より感謝したい。 本来、棋譜の独占掲載権がない、共催なんかに何の利益もありはしない。 それを「棋界の発展」のために、「共催」受入とは …… ウソからでたマコト、「断ると思ってたのに…」という気分かも知れない。 正直、朝日新聞がアマ棋界にお金を使っていることを知っている人間からすれば、今回名人戦単独主催してしまうと、アマ棋界に使った金が、何か不純な、名人戦を手に入れるために使われたような気にさせられてしまう。 こんなもんで良かったのかも知れない。 とにかく、ありがたいことだ。


▼  だがファンとしては、断じて毎日新聞を許すわけにはいかない。 最初から毎日新聞が共催を受け入れていれば、将棋界がここまで毎日新聞のネガティブキャンペーンで傷つくことはなかった。  共催よりも新棋戦で貢献せよ!と他社に要求したことをケロリとなかったことにする毎日新聞の変節漢 ぶりを徹底的に糾弾しなければならない。 将棋ファンをなめるにもほどがある。





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Last updated  Nov 4, 2006 02:50:21 PM
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