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2005年10月29日
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カテゴリ: 映画
製作年 2004年

出演 ダニエル・オートレイユ、ジュリエット・ビノシュ
cachemostra2005

 パリ市内の一軒家に妻と子どもの三人で住むジョ-ジュのもとに 不気味なビデオテープが届けられるようになる。最初はジョ-ジュの家を映しただけだったものが、血をふいた落書きと共に、彼の幼い頃の生家や低所得層のアパートの映像などが映されるようになる。それらによってジョージュはすっかり忘れていた昔の記憶を思い出させられることとなるのだが・・・。 



『ピアニスト』のミヒャエル・ハネケの期待の新作です。

 先日の日記にも書いたとおり、鑑賞料をケチってチケットのネット予約をしなかったために、数時間前にチケット購入に行ったにもかかわらず、売れ切れていて、先週の週末は不毛な2日間となってしまったのでした。
「映画祭ではケチは禁物!カネはなくとも、時間と根気だけはたっぷりとある学生さん達にはかなわない。」
ということをしっかり学んだ私は 今週はしっかりネットで前もってチケットをゲット。
映画館に着き、映画館窓口に張られている「CACHE ESGOTADO(売り切れ)」を横目に、速やかにコード番号からチケットを受け取ることができ、やっぱり計画性ね、きちんと予定立てておけば、きちんと見られるのね、と納得。


UNIBANCO ARTEPLEX 」(フリーページに画像あり)はいわずと知れた GLS(ゲイ・レズビアン)御用達スポット
そのせいか(!)、とっても洗練されていて、映画鑑賞前に時間がつぶせる洒落たバーもある。私は映画鑑賞の前には 少しワインを飲んでおいたほうが 映画の世界によりすんなり入り込むことができるので好きなのだが、なにせこの日の 映画開始時刻は 23時すぎ である。
寝てしまっては困るので、濃い目のブラックコーヒーをたっぷりと飲んでおいた。


旦那もしっかりコーヒーを飲んでいたはずなのに、映画が始まり、タイトルが画面に出た頃には もう目をつぶっていた!
そう、彼は フランス映画を見ると必ず寝る人 なのである!
金曜日の特別料金、 14へアイスプラス 、ネット予約販売による手数料、 2.10へアイス も払っているのに、もったいないではないか???
すうすうという音も大きくなっていく のが本当に困る。
そして、そのうち  ぐああという音になっていく ので、その時には彼のアゴを少し移動させて、音を停止させなければならない。
あごの位置を変えると音はストップするのだが、またしばらくするとすうすうという音になっていく。
その、「もうすこし大丈夫か」、「そろそろやばい?」の境目を見極めなければならないため、結構映画に集中できないので本当に困りものなのである。







 人間の汚さとか救いようのなさを描いたという面では「ピアニスト」路線だが、この映画では 監督がかなり観客を惑わせようとする意図が見えて、作風は異なる感じだ。
 終始「一体誰がビデオを送ったのか」ということばかりに 観客は気を取られてしまい、結局終わってから????一体なんだったんだ?と呆然として、会場を立ち去る観客が多かったように思う。
実際観客達の見終わってからの感想は、「よく分からなかった」「途中まではすっごくよかったんだけど、あの最後はなに?」だとか、的外れなコメントを残していた。
私自身も、見終わってからじわじわと映画の描いている主旨をまとめられたのであり、実際映画を見ている最中に感動を感じることができないのは 致命的なのではないかな?
 結局「犯人探し」と、「映画の言わんとすること」がしっかりとかみ合っておらず、観る者のズームが外れてしまうとこは惜しいナと思った。
「犯人探し」も「映画のテーマ」も 一つ一つはとても興味深いものであるだけに。


今回の話は エゴイストのお話でした。


主人公の男は 仕事は成功、到底凡人には住めなさそうなパリの一軒家に住み、愛する妻と可愛い息子という家族にも恵まれた、一見知的な立派な社会人である。
しかし、彼は幼い頃、嫉妬心から策略を仕掛けて、他の子どもを追い出した過去があった。そんなことはすっかり忘れていたが、このビデオ事件をきっかけに、彼の本性が顔を現した。

人間とは 幸せなときには人にもやさしくできるし、精神的にも豊かでいられるかもしれないが、いざ窮地に立ったときに その本性が現れるのではないか。

復讐の為に再び自分の目の前に姿を現した男性は 普通に考えると、「幸せに生きている人間を貶めようとする悪者」である。でも、そんな彼もかすんでしまい、かわいそうに思えてしまうほどに、ジョージュはエゴイストであった。
その壮絶なまでの罵倒ぶりを ベテランのダニエル・オートレイユが見事に表現していたのには舌を巻いた。

悪者の逆転の図式が見ものです!!





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最終更新日  2012年04月15日 03時42分41秒
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