タクシー



我々のような地方のタクシーは、すごい。

何がすごいかって言うと、『これ、動くの?』って言うような、日本なら
間違いなく廃車になってる、走りながら分解しちゃうような車の時も
あります。

10分も乗っているとお尻が痛くなる感じです。

暑い国だけど、タクシーでエアコンなんてとんでもない!
そんな高級車はタクシーでありえません。

なんたって、いまだに『フォルクスワーゲンのフスカ(カブトムシ)』
のボロボロに痛んだのが現役でそこいら中で走っているのです。
(タイムスリップ♪)

当然ですが、『ドアは手動です。』


こんなブラジル流タクシーに慣れてしまった友人一家が、日本に一時
帰国した時の事。。。

ブラジルの強い日差しをあびてるので(日焼け止めを塗っても塗っても
焼け石に水)家族全員、肌の色は真っ黒。
周りの日本人の色の白いこと、白いこと。。。

それだけでも、恥ずかしいくらいに周りから浮いていたそうです。


そして日本に着き、成田からタクシーに乗る時に、思わずいつもの調子で、
タクシーのドアを自分の手で”バンッ”と閉めてしまったそうです。
(^^;

『お客さん、ドアが壊れるから、手で閉めないで下さい!』と
タクシーの運ちゃんに『こいつタクシーの乗り方も知らんのか?どこの
国の人間なんだ?』という冷たい視線をあびたそうです。

(タクシーの運ちゃんも、心狭いなぁ。。。言い方があるだろうに)

『しまった。。。ここは日本だった(^^;』
と友人は大変恥ずかしかったそうです。
『絶対に日本人って思われてないに違いない』と確信したそうです。

もう、くせになってるからなぁ。。。私も、やっちゃうだろうな。。。

気をつけよう。。。。


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