飛行機発明

『飛行機を発明したのは誰?』 と聞かれたら、誰と答えるでしょうか?

だいたいの人が 『ライト兄弟』 というのが一般的な答え方なのだと思います。


これをブラジル人(教育を受けている層)に言ったら、結構すごい剣幕で
叱られることになります。。。。(^^;

『あなたもアメリカに騙されてるわ!!! 飛行機を発明したのはね。
ブラジル人の”サントス・ドゥモン”なのよ!!!』(鼻息荒い感じ)



間違ったこと言っちゃったかしら。。。。 ガ━━Σ(゚д゚lll)━━ン!!!

『”サントス・ドゥモン”と言うと、リオ・デ・ジャネイロに、
サントス・ドゥモン空港というのがあるのですが。あれって人の名前
だったのね~。』などと感心しておりましたが。やっぱり『サントス・
ドゥモンという人が飛行機を発明した』なんて聞いたことが無い。


しかしながら、ここで『いや、やっぱり飛行機を発明したのは、
ライト兄弟ですよ。』などと言い返したら絶対にダメです。
ブラジル人は発狂、いえ、大興奮して熱弁をふるいだします ので
大人の態度で 『そうなんだぁ。サントス・ドゥモンなんだ~』 くらいに
コメントは止めておきましょう。(^^;)


ブラジル人は『飛行機を発明したのは、サントス・ドゥモンだ。』と
固く信じていますので。ライト兄弟が飛行機を発明したというのは
『いつもの通り、アメリカの陰謀で、事実がすりかえられたのよ!』
くらいにしか思っていません。


ただ、ブラジル人が頑なに信じるサントス・ドゥモンに根拠がないと
いうことは無くて。まぁ、要するに”飛行機の定義”の違いなんです。
何を持って『飛行機』とするか。。。。ここがポイントなのです。


現在の飛行機の原型ともいえる飛行機(エンジンがあって、モーターが
あってというような)を発明したのは、確かに『サントス・ドゥモン』
なんですね。
ブラジル人の理屈によると、ライト兄弟の飛ばした飛行機は、とても
飛行機といえるような代物ではなく。要するに紙飛行機やグライダーに
毛が生えたようなもの。。。。。なんですね。(^^;


あれは『飛行機と呼べない。正しく飛行機と呼べる物を発明したのは
サントス・ドゥモンである。』。。。。。ということです。

飛行機の話題は、くれぐれも気をつけましょう!




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