秋の夜長

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2009/10/19

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カテゴリ：カテゴリ未分類

先週も出張、今週も来週も、週の半分以上は出張で不在なので、
私は一人家でお留守番、、

夜何時に帰ってくるんだろう、、とか気にしながら待ってなくていいし
ゴハンも洗濯も一人分だし、ラクって言えばそうなんだけど、
一日中家に居ると誰とも会話しなくて、つまんない・・・(--);

お一人様生活中は、気を抜くと、とことんダラけた生活になる。
朝も目覚ましかける必要がないし、お腹が空いたらゴハンを食べればいいし。
（しかも冷凍庫にある、残り物のゴハンやおかず）

と、堕落していく自分に喝を入れつつ、
この２週間のうちに、片付けたいことをリストアップなどしてみた。
いくつクリアできるでしょうか。。

最近は夕方6時にもなるとすっかり暗くなって、夜の時間が長いこと。

早めに晩ゴハンを食べたら、You Tubeで日本のドラマなどを見て楽しんでる。
海外にいても、ほんの1日ぐらいの時差で最新ドラマを見られるなんて恵まれた時代ね～

あとは、お気に入りのお茶を飲みながら、ソファでのんびり読書など。

最近読んで面白かったのは、

『日本婦道記』　山本周五郎

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『利休にたずねよ

『日本婦道記』は、知人からお借りして読んだ初めての山本周五郎作品。
短編小説集なのでとても読みやすい。
「日本人女性の美しさは、その連れそっている夫も気づかないというところに
非常に美しくあらわれる」ということを小説として提示することがテーマというこの本。

登場する女性たちは、どうしてこんなに献身的にそして強く逞しくきっぱりと

命をかけて主君に仕える夫を支えることは、ひいては、お国のために、という
忠誠心もあったんじゃないだろうか。。

結婚前は、こんな夫婦像が密かな憧れだった。
それが、今じゃ、夫が気づかないならば、自分でアピールする私（汗）

時代が多様化して、小説の背景である武士の時代や、小説が書かれた太平洋戦争中とは
夫や妻の役割や立場も変わっているとはいえ、日本女性としての妻のあるべき姿というか
心意気みたいなところは、今後の自分の理想像として心に留めておきたいな。

山本周五郎作品、他にももっと読んでみたくなりました。

『利休にたずねよ』は、お茶の先生からお借りした本。
千利休が豊臣秀吉に切腹を命ぜられた日から遡って物語りが進んで行くのがおもしろい。

千利休って、学生の頃の歴史の授業で習ったイメージは、
茶の湯を確立した人。豊臣秀吉の茶頭となるが次第に権力を増し、
政治に口を出しすぎて疎まがられ切腹させられた。
というものだったのだけれど、お茶のお稽古を始めて、色々な書物などを読んで行くと
ちょっとイメージが違ってくる。　この本もその一つ。

どんどん小説の世界に入り込んで行ってしまい、すごい勢いで読み終えてしまった。。
そして、また最初から読み直したくなる、そんな本だった。

文章の表現がとても美しいし、お茶を習っている者としては、読みながら
思わず横に赤線を引いておきたいような文章もあちこち出てくる。

今年の秋は、なぜか、歴史物に興味が湧く。

明日は、BOOK OFFにでも行って、新たな本を物色してくるかな。
あぁーーー日本の本屋さんを一日中ぶらぶらしたい、、！

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