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育児で手が回らなくなり、かなりしばらくの間ブログをお休みしていました。
その間に地震があったり、子どもは保育園に行きだしたり、目まぐるしい生活の変化がありました。
突然ですが、9月27日、わが子のように心の底から可愛がっていたメルが急死しました。
犬の平均余命が10歳~15歳と言われる中、メルは8月31日で8歳になったばかりでした。
開腹して確認したわけではないですが、原因はおそらく肝臓癌のようです。
台風15号が関東を直撃した日、私は会社から帰宅して胃潰瘍で寝込んでいたのですが主人が
「メルが何度も嘔吐して、血のようなものを吐いている」と言い出しました。
その晩は私は起き上がれず、次の日の朝、ぐったりしているメルを急患で病院に連れて行きました。
エックス線、血液検査をして点滴治療を行い、次の日には立ち上がることができ、「2~3日で退院できそうだ」と言われ家族で退院を楽しみにしていました。
メルは地震の後にも同じように肝臓からの脱水症状を起こして通院治療をしていたので、今回も前回同様良くなるものだと信じていたのです。
2回目の面会で、「事態が悪化して腫瘍の疑いがある」といわれました。
目も爪も皮膚も黄疸が激しくまっ黄色になっていました。
3日後に動物検査センターでCTの予約がとれたので主人が休みをとりレンタカーを借りて連れて行く手筈をとりました。
次の日の面会は平日だったので仕事帰りに私が一人。
なかなか目を合わさなくて「なんだかそっけないな」と思いながら、CTで腫瘍の場所がわかり手術をすればいいんだと思い、帰りました。
次の日の朝、携帯に留守電が2件入っていることに気づき慌てて病院へ。
別室で先生から話を聞いているとき「キャインキャイン」と甲高い声が聞こえました。
「あの声はメルちゃんです。ママが来たのがわかったのかもしれない。少し錯乱しているのかもしれません」と言われました。
やはり前日から事態が急変し、今朝痙攣を起こして危険な状態だとのこと。
体のあちこちで血管が詰まり、脳の中で詰まりができると痙攣してしまうんだそうです。
要は、もう助からないのでCT検査をキャンセルして家で楽しい時間を過ごさせてくださいという話でした。
泣きながら会社に1週間休みをもらい、(悲しいかな、ペットの件でとは言えなかったですが)
そのまま泣きながらメルを自転車に乗せていつもの散歩道を見せながらお家に帰りました。
退院に際してモルヒネのような注射や薬をもらって帰りましたが、メルは家に帰ると息苦しそうなだけでとっても安定していました。
目がぼーっとするときがあるものの、たまにいつものクリクリ目に戻って周りを見回し、しっぽを振っていました。
メルを知っている人にこういう事情で今家に連れて帰りましたと連絡しましたが、
写真を見て「本当にそんな状態には見えない」と言われました。
立ち上がることもできないしハアハア言ってたけど、本当にかわいくて。
パパが仕事を抜けてメルの様子を見に家に帰ってきました。
なくなる20分前の写真です。全然、そうは見えないでしょ?
突然、低い声で「う~」っと言い出し、そんなに苦しむこともなく天国へ。
パパが帰ってくるのを待っていたのかな?
私とパパ、クリムでメルを送ることができました。
その後は私たちの心の整理の問題もあって、人間と同じように立ち合い火葬して
メルは今お家で49日を過ごしています。
今までメルをかわいく思ってくださった方々、ありがとうございました。
まだ、いろいろ立ち直れてはないのですがメルが癌の苦しみから解放されて、今幸せならいいなと思っています。