ワイン政権


そもそも、料理にフルーツ類が入っているのはどうも苦手だ
酢豚にパイナップルが入っていたり
ピラフに干しぶどうが入っていたり
あとは、りんごなんかも幾つかの料理でたまに見かける
先入観があるからかもしれないが
どうもメインディッシュに値する料理とフルーツの関係には
違和感を感じてしまう
しかし、洋風の肉料理や煮物に赤ワインを使ったり
魚料理やパスタに白ワインを使ったりはする
全く、違和感なく使い、イメージも悪くない
そもそも料理にフルーツを使うことに関して
善し悪しの議論をすることはナンセンスなのかもしれないが
でも、考えてみれば、ワインはぶどうジュースの一種みたいなものだ
料理にぶどうジュースを加えて
本当に美味しくなるものなのかちょっと疑問だ
なんだか、ワインに対して抱いているイメージが
そうさせているだけじゃないかなんて
身勝手な持論を展開したくなる
そもそも、なぜぶどうだけが、ワインという形で
特別な扱いを受けているのだろう
たまたま、ぶどうが沢山あったからワインという文化が発展したのか
フルーツのままの世界では、
特段目立った存在ではない「ぶどう」も
アルコール飲料になったとたんに途轍も無く高い地位に踊り出てしまう
その変わり様は、滑稽なくらいだ
人類の長い長い歴史の中で
必然ではなく偶然でワインの文化が作られて行ったとしたら
かなり驚きだ
しかし、少なくとも日本では
極めて必然的に思える米を原料とした日本酒に
後はそれらの親戚のような麦や蕎麦や芋の焼酎があって
ワインらしきものとは一線を画しているような気がする
東洋の文化圏全体でも似たようなものだ
東洋にぶどうが出来なかったのか
といっても、今、あまり苦労せずに栽培されているような気がする
それでは、ぶどうの種が存在しなかったのか
ぶどうはあっても酒にすることに気が着かなかったのか
だとすると、ぶどうの地位を剥奪するようなフルーツがあって
今はそれに目が向けられていないだけなのかもしれない
と、一念発起、新たな酒の世界の開拓に足を踏み入れようと思ったが
法律で禁じられているようなので、あえなく断念

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