旅行の意義


旅行に行くのは
いったい何のためか
今まで自分が経験したことのない
驚きや感動を味わうためだろう
例えば、ある観光地で滝を観たとする
大きな滝で、その迫力に感動したとする
次に、その滝よりももっと大きな滝を観たとする
以前に見たことのある滝よりも大きい分、更に感動するだろう
ところが、最初から巨大な滝を観てしまっていたとしたら
それよりも小さな滝を観た時の感動は
勿論、その時の状況にもよるだろうが、
一般的には幾分小さくなってしまう気がする
要するに人間には慣れだとか、飽きだとかいうものがある
より凄いものを観れば観るほど目が肥えてしまい
単純なものでは満足できずに、より凄いものを求めてしまう
色々とあちこち行って、色んな観光名所を訪ねて感動したりする
しかし、観れば観るほど
中途半端なものでは満足できないようになってしまうということは
要するに、他に凄いものを観たことが無い人ほど
小さな事柄に感動できるということが言えるのかも知れない
ということは、言い換えれば観光地で感動的なものを目にするということは
自分の感受性をどんどん低めていることになるのだろうか
色々なところで色々な経験を積めば積むほど
無感動な人間になってしまうのだろうか
親が金持ちで幼い頃から世界一周旅行をして、
世の中のあるとあらゆる感動的な名所を幼い内にたっぷりと訪ねてしまったとしたら、
大きくなった時に、行き場がなくなってしまうのではないだろうか
果たして、幼い子供をあちこちと旅行に連れて行くべきか
旅行は人にとって本当にいいものなのか
根本的なところから考えていくと
時として世の中の当たり前が
本当にそうなのか分からなくなったりする
それでも、単純に行って見たいと思うのだから
とやかく考えずに、楽しく行ってくればいいのだろう
単なる貧乏人の僻みなのかもしれない・・・。

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