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May 24, 2008
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流れというものがある。流れに沿っている間は、うまくいく。流れに逆らうと、人生が狂いだす。流れが読めるときと読めないとき。流れの中にいるときと、陸にあがっているとき。流れを超越して、流れにこだわらなくなったとき、人は流れとともにあるのだろう。それは、まるで『十牛図』のような哲学なのだ。

人には力量というものもあるし、本分、分相応ということもある。無理をして、自分を変えようとか高めようとしている間は、苦しさがつきまとう。妙にハイテンションになったり、他人より自分が偉いという傲慢さや自惚れも若い頃にはありがちなことだろう。自分の力を無理して超えなくても、自然と流れが分かってくる。一生分からない人もいるだろうし、若い頃に会得してしまうかもしれない。

もし流れが読めたとしたら、それなりに今の自分が愉快になってくるはずだ。それは、ありきたりな言葉で言うと「ありのまま」なのだ。他人に言われる「ありのまま」ではなく、自分が発見した「ありのまま」である。そう、もしかしたら、「ありのまま」じゃない人生を生きてきたからこそつかめた、大いなる真理がここに見え隠れしているのかもしれない。それが流れの本質だから。





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Last updated  May 24, 2008 12:10:27 AM
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