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2007年12月08日

★殺戮にいたる病★我孫子武丸★

(7)

テーマ：今日どんな本をよみましたか?(91925)

カテゴリ：我孫子武丸

殺戮にいたる病

サツリクと読むようですね　評価★★★★☆

タイトルを見たときからグロそうだと思い
しぶしぶ読み始めたが本当にグロイ。。。
通常のグロさと女の人にとってもっとグロイのがあり
電車で読むのにちょっと抵抗がありましたね；；
他の人に活字を見られたくないと・・・・

けど、話の構成や文章がとても読みやすく
グロイからといって途中でやめることはできませんでした
エピローグでいきなり犯人（稔）が逮捕されているのだ
本題では稔、雅子、樋口の3つの視点から描かれていて
時期が3人とも微妙にずれているのがポイントですね
稔は永遠の愛を求めて次々と殺人を犯し通ける
永遠の愛の求めるものが他人とは違ったのですね
本の中でも異常な殺人者は幼少期に問題があると
書かれているけど、本当にそうかもしれない
両親の影響もあるのだろう
ほんの少し違っていればこんな子にはななかったのかなぁ
現実にもこんな事件があってもおかしくないほどリアリティがあります

最初から犯人がわかっているが故に油断していたら
最後の最後にしてやられました！！
呆然となるのはこういうことをいうのですね
どんでん返しの話の部類にはいると思うけど
何度読み返しても謎な部分が残ります・・・
一問一答で安孫子さんに質問したいくらいです＞＜

【内容情報】（「BOOK」データベースより）

永遠の愛をつかみたいと男は願った―。東京の繁華街で次々と猟奇的殺人を重ねるサイコ・キラーが出現した。犯人の名前は、蒲生稔！くり返される凌辱の果ての惨殺。冒頭から身も凍るラストシーンまで恐るべき殺人者の行動と魂の軌跡をたどり、とらえようのない時代の悪夢と闇を鮮烈無比に抉る衝撃のホラー。

次は