孤独と宇宙のつながり。

 * 孤独と宇宙のつながり。 *



    『自分は人一倍孤独を感じる方だ』と思ってる人、いるだろうか。

    私は、ずっとそう思って生きてきた。

    ここでの孤独は、

    『本当の友達がいない』『自分をわかってもらえない』

    などの、

    何か理由や原因がはっきりとしている孤独の事ではない。

    もっと、漠然とした孤独、不安感、寂しさ、虚しさ、だ。




    友達もそこそこ居る、一緒に居られる家族が居る、恋人もいる・・・

    なのに、なぜか突然それはやってきて、



    まるで心臓をギューっと握りつぶされてるんじゃないか、ってくらい痛くて、

    辛くて、悲しくて、涙が勝手に流れて、

    世界中に自分ひとりぽっちなんじゃないか、って思うくらいの絶望感。

    自分は何も出来ないんじゃないか、っていう無力感。



    とにかく・・・最悪な気分なのだ。



    私がそんな事に特によく悩ませられた時期は、

    高校時代だったように思う。

    まともに、他の子のようにはしゃげない、

    皆で並んで体育の授業を授ける事が何よりも苦痛な、

    そんな可愛げのない高校生だった。



    とにかく突然、全てが虚しくなって、空っぽになってしまうのだ。

    全ての事に意味の無さを感じてしまうのだ。

    そして、孤独はいつも突然襲って来る。



    私は、いつ襲ってくるかわからないその感情を、とても恐れていた。

    くるな、くるな、って戦っていた。

    でも、ふとした時に、ガクンと落ちてしまい、

    一人で震え続けるしかなかったのだ。



    ある時、それは彼氏と一緒に居た時の事だったと思う、

    送ってもらった帰り、家の近所に車を停めた。

    彼氏はいつものようにはしゃいで何かをしゃべり続けていたし、

    私はぼんやりと窓の外を眺めながら、それを聞いていた。



    突然だった。

    “いつものヤツ”が本当に突然、襲ってきて、

    私は突然ひとりぽっちになってしまって、

    彼氏の声も遠く聞こえなくなってしまった。



    私の目からは、勝手に涙がたくさんたくさん流れた。

    気付いた彼氏は、おしゃべりを止めて、ビックリした顔で私に何か叫んでいた。



    その時、車の窓越しに見た景色、

    何年も見慣れてる筈の、家の近所の風景だったが、

    突然、ここがどこなのか分からなくなった。



    まるで、全然知らない所にいるかのような感覚だった。

    記憶を失ったわけでも何でもない、目の前にあるのは、

    紛れもなくいつもの風景なのだ。



    しかし、


    『・・・ここはいったい何処なんだ?』

    『・・・この世界はなんなんだ?』

    『・・・“私”って、いったいなんなんだ?』


    そんな事が一度にぐるぐる頭を回って、パニックになった。



    その時、“いつものヤツ”がいったいどこから来るのか、

    わかった気がした。



    これは、哲学のコーナーと少し重複してしまうかもしれないが、

    私は、その『孤独・無気力・虚しさ・寂しさ』は、

    私が今宇宙に存在している、という事実と深い関係がある、と感じたのだ。


    ここはいったいどこか。

    それを説明できる人はいるだろうか。

    私はいったい何なんだろう。

    この世界は何なんだろう。










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