ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

ブタ子の「ちょっと聞いてよ~!」

オーストラリア生活(日本語教師編)


通勤は楽だけど、生活範囲が狭過ぎる。
患者さんも畑仕事の合間に入れ歯を直しに来る近所のご老人が多かった。
型を取ったり、銀歯の接着剤を練ったりするのは楽しかったけど
同じ事の繰り返しの毎日に、ちょっと変化を付けたかった。

何か習い事でもしてみる?!
でも、何・・・??

この時すでにピアノと着付けを習って、エグザスにも行っていた!
休日も遊びまくっていたし、それ以上何を、、、??

料理でもないし、語学か!?
英語を習おう!っと思った。

でも、NOVAとかジオスとかイーオンとか、そう言う英会話スクールは嫌だった。
1年間の語学の専門学校にでも通うカナ~、っと、資料を見に母校の進路指導室へ行ってみた。
たまたま習った英語の先生(A)がいて話を聞いて貰った。

それが私の生活を大きく変えた!

「本当に身に付けたいなら行くしかないっ!」っと、思いもしない事を言われ
ドキドキした。
まさかA先生がそんなこと言うなんて・・・。
ビックリした!
A先生は「新聞で インターンシップ って言うのを見たんだけど、詳細はきちんと自分で調べるように」
っと言った。
中途半端に無責任な気もしたけど、私はスイッチが入り気持ちは一気に海外に飛んでしまった。

「騙す業者がある」って言うんだけど、騙してるかどうかなんてどうやって調べるの??

そこで、中学時代の英語の先生(Y)にも相談した。
私はこのY先生にスピーチコンテストに出され、みっちりシゴかれた経験がある。
(↑結果は、どうにもならずに終わったケド)
Y先生は「まず所在地に本当に会社があるか確認する事」っと言った。

後はなんだったカナ~・・・、遠い昔で忘れてしまったよ。

天下の東京大学近くのその住所に行くと、会社は確かにあった。
でも、ちょっとパッとしない。
これって怪しいの??
分からん。。。

説明会にも行った。
ケド、怪しいかなんて分からないよぉ~・・・。
疑ってばかりいても仕方ないので、参加しちゃう事にした。

今は海外に出る事はそれほど重大な事でもないけど
この時は割と大変な時代だった。
海外「旅行」にもイイ顔をしないお父さんに、海外「生活」がしたいなんて言うのには
凄い勇気と度胸が必要だった。

案の定「バカヤロー!日本も良く知らないくせに、何考えてるんだっ!」っと雷が落ちた。
その後は「ねぇ」っと言っただけで「寝るっ!」っとか「風呂行くっ!」っとか
本当にお話にならず困ってしまった。
最終的には「勝手にしろっ!」の一言に浮かれ、初めは1ヶ月くらいって言ってた予定を
1年にしてしまった~♪♪ルルル~ン♪

費用は1ヶ月も1年も殆ど変わらない。
せっかく行くんだから、長く行きたいよね。
一生に一回だろうし(→ その後2回も行っちゃうんだけど)。

これに参加するには一応テストがある。
例えば「こたつ」とか「すもう」とか、何かに付いて英語で説明する。
ま~、度胸があるかどうかの面接なんだけど。
大して話せない私でも行けちゃう!

費用は只ならない高額で、登録費とか通信費とかって名目でガッツリ取られ
渡航費・保険などは自分持ち。
えっと、私は「日本語講師」みたいな役で行ったんだけど
先生じゃないからお給料は出ない。
現地滞在費は食費補助として一ヶ月約2万円ホームステイ先に渡す。
滞在先は基本的に学校の生徒の家。
1年間で自腹100万円くらい掛かった。

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