乳癌患者のお気楽御隠居日記（超個人的蹴球新聞）

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September 18, 2010

入院レポート２０１０

(14)

テーマ：乳ガ～～ン(1222)

カテゴリ：ビバ！入院ライフ♪

こんばんは～～～～！

入院中、TVも見てなかったもんですから、まるで浦島太郎のような状態の私です。
菅サンが勝ったのはウワサで（笑）知ってましたけど、帰宅したら改造内閣の話題なんで驚いちゃった。
押尾被告も実刑だそうだしね～。

そうそう、欧州サッカー各国リーグ戦も、さすがWC後のシーズンだけあって
ぐちゃぐちゃでんな（笑）CLも面白くなりそうです。

★

さて、今回の入院は点滴＆検査のため、という事で１週間の予定でありました。

当然大部屋での入院だったんですけど、一応カーテンで８つに区切ってあるものの、

という過密ぶりでした。
ほとんどが乳がんの方だったんですけど、最近はもう、手術後２日で退院！という人もいて
私が入院した９日間で同室になった方はなんと １３人！！

すごいでしょ～～？

最初は７０代３人に６０代２人、隣は８０代というメンバーだったんでちょっと凹みましたが（笑）
思いの外、面白い方が多かったので助かりました。さすがにお孫さんの話には参加出来なかったけどさ。

後半は３～４０代の方が増えたし、
入院ライフの割には、ストレスのない平穏な日々をおくる事が出来ました。
本当ですよぉ～～（笑）

★

ほとんどが初めての乳がん手術という方にとって、

思いました。

手術の後、戻って来た時はさすがに元気がないけど、
翌朝からはどんどん歩いて、食べて、みるみる元気になっていく姿を直接観察出来るんだもん、
心強いよね。自分もきっと大丈夫！って思えるもの。

勿論、症状や程度や治療などは人それぞれですので、あまり比べても仕方がないんですけど

とても前向きでした。
女性は強いぞ！（笑）

ただ、隣のベッドのおばあちゃまは８５歳で乳がん、だそうで、
やっぱりお気の毒でしたね～。
「先生に、乳がんにトシは関係ない、って言われたの」と仰ってましたが
お体が少しご不自由だったけど、手術の経過は順調で、３日後に退院されていきました。

★

面白かったのは、一時、同室者が芸能人だらけ？みたいな状況になっちゃったこと。

たかはしけいこおがわまゆみ 、それに私でしょ？（笑）
名前だけ見てるとゴージャスな部屋でした、あはは。

そして、その芸能人３人組がそろってB型というのが発覚して大騒ぎ！
オマケに３人とも、「B型万歳！」という超マイペース型みたいで、B型のいい所しか言わない！（笑）
あんまり盛り上がってたら、夜担当の看護師さんに「煩い」と怒られてしまいました、しょぼ～～ん。

★

病棟の看護師さんや看護助手の皆様にも、本当にお世話になりました。
みんな、若くて可愛いしさ、テキパキして気持ちいいですわ。

けっこう看護といっても、入院中は下のお世話なんかも多いじゃない？
私なんか、実の親でも大変だと思うけど、いや～、尊敬します。

入院してた病室は、車椅子用のトイレが近いので、色々なドラマが聞こえてきます。
鍵はかからないようになってるので、終ったら車椅子の方などは中からナースコールで呼ぶようになってるんですけど
あまり遅いと看護士さんが心配してドアを開けます。

そんな時、あるクールな看護士さんが、全然驚いた風ではないんですけど、中に入った瞬間、
「あれ～、思ってた人と違った……」と呟いた声が聞こえて、思わず吹き出しました。
そりゃお驚くよね、連れて来たのと違う人が入ってたら。

８５歳のおばあちゃまも、手術後、お通じがなくて困ってたんですけど
退院当日、とうとう出たみたい、付き添ってた看護助手さんが
「あら～、こんなに沢山お土産残してくれて良かったわぁ～」と大声で感動してたんで
病棟中に知れ渡ってしまいました。う～む。

★

担当の看護師さんは毎日交代するんですけど、
偶然、３日連続私の担当になってくれた若い看護士さんがとても可愛くて、優しい女の子だったので
良かったです。

何度も「何かあったら言って下さいね」
と言われてたんですけど、ほら、私ってさ、あまり人に相談とかしないじゃない？
なんでいつも「何もないよ～」とお返事してたんだけど、彼女はそれが寂しかった（？）らしく
「私じゃあ、頼りにならないとは思うんですけど……」といじけてました（笑）

でもね～、いくら不安があっても、さすがにあの大部屋の中で話し合う気にはならないし、
若くても、今まで看護師として色々経験は積んでいるとは思いますけど
ちょっと受け止められないと思いますよね、再発患者の心の中は。

でも気持ちはとても嬉しかったです。

★

入院３日目だったかな、
椅子持ち去り事件 が勃発しました！

その日は土曜日で、午前中からお見舞いの方が多かったんですけど
午後になって、他のお二人とまったりと過ごしていたら、突然、見知らぬ中年の男性が入って来て、

窓　　１　２　３　４

シンク　　　　　　　ドア

窓　　５　６　７　８

シンクの脇においてあった来客用の折り畳み椅子を２つ抱えて持って行ってしまったんです。
我々３人は１、６、７のベッドに座っていて、８の方のお見舞いに初めて来た方かと思ったんですけど
１にいた方が見てると、男性はそのまま外に出て行ってしまったそうです。

いや～～、一言もなし、ですよ！？
っていうか、頭を下げるどころか、我々の方を見もせず、誰もいないかの如くの振る舞いでした。
男性として、パジャマ姿の女性しかいない部屋に入るのは恥ずかしいとは思いますけど、
あいつはそんな感じではなく、まるで無視！
こっちが文句言ったら、キレて指してきそうな雰囲気なんだもんなぁ～。

人間、あまり驚くと声が出ないもんですね。ほ～～んと失礼しちゃう！

さすがだったのが同室のお二人で、さっさと後をつけ、
「あの人、隣に入ったわよ！」
「○○さんのお見舞いの人だったわ！」と報告してくれたんです（笑）

もう少し、若くてイケメンだったら我々も許してたかもしれないんですけど（笑）
服の趣味も悪いし、愛想がないんでダメ！
ま、そんな彼も、○○さんにはとても優しそうでしたけどね。

しかし結局、椅子も返しに来なかったな。フン。

★

今回の入院では、
入退院の時、部署が異動して、しばらくお会いしてなかった知り合いの事務の方に偶然会えたり、
１０年前の入院の時、すっごくお世話になった看護助手さんに、これまたベッドのシーツ交換の時、お会い出来たり
新しいクリニックに行ってしまった元主治医や知り合いの先生にも再会出来たり、と
同じ病院に長い事お世話になってるのも悪くないな、と思いました。

まあ、通院してないに超した事はないんですけどさ。
相変わらず、ご飯はいまふたつ、でしたけど、なかなか楽しく入院ライフを送ってまいりました。
このブログを読んで、わざわざお見舞いに来て下さった皆様にも、改めてありがとう！！
指令通りの、本の差し入れは嬉しかったです（笑）

肝心の治療などについては、またレポート致します。

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