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2006/11/07
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カテゴリ: カテゴリ未分類
ど~も、灰都です。

さて。
個人的な意見ではありますが、日本が日本オリジナルで物を完成させていた時代というのはWW2終戦を期に終わっていると思っています。
もちろん、世界に先駆ける技術を開発しようと頑張っている技術者の方もいますし、日本人が0から開発したものというのも結構あるのでしょう。当然、そういった開発者の方々には敬意を表したいと思います。純国産という響きも大好きですし。
しかし、昨日の944の記事でも書きましたが、こと車に関しては多く諸外国から持ってきた論法を元により日本らしく作り上げたという感じのものが結構あるわけで。
今日は、そういうお話です。

昨日の944の記事でも書きましたが、ポルシェ924を参考にSA22Cが開発されたというのは耳にする話ですし、スタイリングなんかを見ると納得できる部分もあります。
なにより、924にREをのせればそのまま理想のフロントミッドシップなわけですし、924の944への進化を追うようにして登場したFC3Sのあだ名は「プアマンズ・ポルシェ」。そもそもマツダREですら元をたどっていけばドイツの会社の技術(名前は忘れましたがドイツの会社がマツダに共同開発を提案したものです。はっきり言ってマツダ「だけ」というのは実用化への成功だったりします。まぁ、その実用化のための技術に多くの特許があり、もっとも難しかったことなのですが)というのがなんとも皮肉は話です。
こういう例は他にもいろいろあるもので。

サスペンションに捻り棒バネを採用するという発想は完全にオリジナルですが、その外観をポルシェチック、ビートルチックに感じる人も多いはずです。なんせ、所・ジョージが360をベースに「コポルシェ」な~んてのを作ったくらいですし。
当然といえば当然です。当時の技術において完全にオリジナルでの自動車の製作は至難。360の場合は多分にフォルクスワーゲン ビートルの影響を受けています。
このことは、開発陣が徹夜でビートルをばらせるところまでバラして徹底的に研究したというヒストリーが多く絡んでいます。
他にも、国産初の直列6気筒エンジン「G7」(プリンス自動車)はメルセデス・ベンツの直列6気筒を参考につくり、丸型のタペットカバーはベンツそのまんまなんていわれていたりもします。
89年のBNR32 スカイラインGT-R。スカイラインという伝統的ネームながらこの固体もなかなかポルシェ然としたもので、サーキットを走る車両ながら電子制御式AWDを採用。そして排気量制限を受けてなおツインターボで武装したEgでのレース参戦、そして圧勝・常勝という手法はどこまでも959を思い起こさずにはいられません。
他にはAW11 MR2。FF用コンポーネンツをベースにして作られたミッドシップという手法はFIAT X19を手引きにGMよりポンティアック フィエロが発売、13万台を販売。それを外見もホトンド同じで違いは国産のパーツで作ったというレベルの車が初代MR2であるAW10/11型だったりします。

日本の企業の企画部でよく言われるというのが「すでに売れている商品をさらに発展させればもっと売れる」というもので、これは正直もはや企業の戦略として「正しい」という認識にあります。
日本という国は常に「やり方を教えてくれ。そうすればもっと優れたものを作ってみせる」という国だというのは常々言われていますし、少しそれを考えれば確かにうなづけることでもあります。
それわ悪いことなのか? 自分はそうは思いません。
何かが出る。売れる。模倣して選りすぐれたものが出る。より売れる。より売れればそれを模倣してさらに売れる。この模倣の段階で新しい技術やアイディアが重ねられていく。何より物は売れるのだから次には多くの開発コストをかけたより優れた製品が生まれる。
納得できないという人もいるかもしれませんが、「より優れたものを生み出す」という観点から言えばこれは間違いなく正しい選択です。どれほど優れていても売れなければ次は出せない。次が出せないということは開発された技術は腐らせるしかないという事になってしまうからです。

現在、トヨタの経営の手法は多く世界で模倣されているといいます。かのポルシェの赤字を救ったのがトヨタから招かれた2人の日本人だったという逸話もあります。
イマイチ技術はあっても商売下手感のあるNISSANフリークとして、何より一人の日本人としては少々耳の痛い話でありますが、これはこれで、受け入れるべき現実なんだと思います。
何よりも、自分自身がより優れたものを手にするために。





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Last updated  2006/11/07 09:16:44 PM
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