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2009.04.27

いつも私のブログに来てくださる方の中にも、昨年12月に出た雑誌「AERA」の記事を読んだ方がいらっしゃるかもしれません。
犬ビジネスの闇 AERA-net.jp
その中で、「殺処分ゼロ　熊本の挑戦」という記事がありました。
この記事についてインターネットで紹介している方がいらっしゃいましたのでご紹介します。

まずはこちらをお読みください、 NPO法人横浜アニマルファミリー殺処分ゼロ熊本の挑戦 AERA記事

この記事を読んで大変興味を持ち、熊本県の動物愛護センターの取り組みに付いて調べてみました。
この取組みを全国に広めたい、もっと沢山の人に知ってもらいたい・・・そう思いました。

調べているうちに九州で捨て犬の里親探しの活動をされているhubble_bubbleさんのブログ「自分に気合い！！」のサイトに出会いました。
熊本県の動物愛護センター内の様子が写真付きで紹介されています。

hubble_bubbleさんの許可を頂きまして、お写真を掲載させてもらってます。
（写真１枚目：こちらは沖縄県の愛護センターでの１枚。体にスプレーで「バツ印」が付いているまるまる太った犬。この印は「殺処分決定」の印。悲し過ぎます。。）
（写真２枚目：熊本県の動物愛護センターの猫のケージ。）
KumamotoCentre

（写真３枚目：熊本県の動物愛護センターの犬舎。取組みのお陰で目に見えた成果が。ペットを持ち込む人が減少し、犬舎に犬がいない日が増えたらしいです！！）

（写真４枚目・５枚目：熊本県の愛護センターでは、犬達は晴れた日は必ずこうやってお外に出してもらったりして少しでも気分転換を・・・との優しい配慮が。少しでも気分良く過ごしてもらい、ストレスを減らしてやれば、里親募集でも良い縁に恵まれるかも・・・）

もっと詳しいレポートが沢山紹介されています、是非ご覧になってください、hubble_bubbleさんのブログ「自分に気合い！！」

動物愛護センターでは（自治体によって多少の違いがあるかもしれませんが）、以下の業務を行っています。

＊野犬等の捕獲・抑留及び返還
・狂犬病予防法の規程により、鑑札をつけていない犬の捕獲など

＊捕獲依頼があった野犬の捕獲・収容
・現在では、野犬はほとんど存在しない為、迷い子、放し飼いされている犬の捕獲が主流

＊犬・猫に関する苦情処理

＊その他、動物愛護普及事業として、犬のしつけ教室、譲渡会、里親探しの会の開催、動物の飼育に関する指導、助言など

職員の方は少しでも捨て犬や捨て猫を減らそうと日々心を痛め、無責任な飼い主に憤りを感じながら殺処分による心身の苦痛から体調を壊す人も多いとか。

＊＊＊

熊本県動物愛護センターの「殺処分ゼロを目指す」取組み、全国に広まっていって欲しいです。

私達の大切な税金を使って、罪の無い小さな命が処分されている・・・
原因は「無責任な人間の愚かな行動」のせい。

動物を飼っていないから、動物を捨てないから自分には関係ない・・・そう思わずに、私達が出来る事はなんだろう・・・と考えてみませんか？
私達が出来る事・・・・それは
＊捨て犬・捨て猫の殺処分の実態（どの様な方法で殺処分が行われているのか、年間どれ程の動物達が殺処分されているか）をきちんと知る、処分される子達がどれ程の苦痛と恐怖を感じながら最期を迎えるのかを知り（しっかりと心に刻み）、それを一人でも多くの人に知ってもらう（情報として知ってもらうだけでなく、理解してもらう、認識してもらう）

＊自分が住んでいる自治体にコンタクトをとって、熊本県の動物愛護センターの様に「殺処分ゼロを目指す」取組みを行う様、働きかける。

＊犬や猫を家族に迎える場合、ペットショップから購入するのではなく動物愛護センターやボランティア団体の里親募集から探す。

＊動物愛護団体が行っている、殺処分反対の署名活動に参加する

などなど・・・

＊＊＊＊＊

以前紹介した事があると思います、無責任な人間の愚かな行動

やりきれない思いでいっぱいになりますね、というか飽きれてしまいます。

やむを得ない事情があったとしても、里親をきちんと捜すとか他にも方法があったはず。
一時の感情で、まるでおもちゃの様に気楽に「所有」し、飽きたから、面倒みれないからと簡単に捨てる・・・なんて傲慢な！
保健所に預ける（＝捨てる）ということなのに、裏切られた犬や猫達の心の痛みや恐怖、苦痛を知ろうともしないで、他人に処分をさせるなんて（しかもそれは私達の税金を使って行われているんですよ。）おかしいですよね。
どんな事情なあろうと、最期まできちんと責任を持って面倒を見るのが「最低のルール」だと思いませんか。。。

犬や猫を捨てる理由に 「引っ越し」 により、新しい住まいでペットが飼えないから・・・という理由がかなり多いそうです。
気に入った新居でペットが飼えないから・・・という理由で動物を捨てるのはあまりにも身勝手すぎる気がします。
ペットと一緒に生活出来る事・・・これを最低条件に、新しい住まいを探すべきだと思うのです。

シンガポールに犬や猫を連れて来ていらっしゃる方も多いと思います。
また、シンガポールで新しく家族として迎えて日本につれて帰る方もいらっしゃるでしょう。
その場合「帰宅後の住まい」をどうするか・・・というのが最大のポイントですよね。
社宅に戻られる方もいらっしゃるでしょう。
また、賃貸物件を探す・・・という方もいらっしゃると思います。
シンガポールと違い、日本では犬や猫と一緒に暮らせる賃貸物件というのがまだまだ少なくて、苦労しますよね。

ペットと暮らせる賃貸物件を検索出来るサイトはこちら、 Pet ADPARK

目を背けないで・・・どうか知ってください、悲しい現実を

自分に何が出来るか考え、勇気を持って行動しましょう！

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