Precious Precious

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ハンドクリームを作ろう



 卵の殻がクリームになる!手荒れに悩む季節、またまた「酸の強弱関係」を学びながら作ってみます。

【試薬・器具】
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 *卵殻(乾燥後粉砕しふるいにかけて指紋に入るくらいの粒子にする)の粉 10g
 *水(湯冷まし) 100ml
 *乳酸 18ml
 *グリセリン 5~7ml
 *香料(今回はバラのエッセンス≠精油を使用)

 *乳鉢/乳棒
 *ボウル
 *ガラス棒
 *密閉瓶


【実験手順】
(1)ボウルに卵殻の粉末10gを入れ、一度沸騰させて冷やした水100mlを加えてよくかき混ぜる。

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(2)均一になったら乳酸18mlを加えて、泡の発生がおさまるまでよくかき混ぜる。

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(3)約20分たつと全体がクリーム状になる。(固まらないよう注意)
(4)(3)のクリーム状10gに、グリセリン5-7mlを加えてよくかき混ぜる。

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(5)好みの香料を適量加える。
(6)密閉性の高い瓶に入れて冷蔵庫で保存する。

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【結果】
 何だか、「クリーム状」には程遠く、「メレンゲ」と水分が分離したような…失敗か?翌日。

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 見てみると、「うわ~。できてるじゃん」と指を入れてみると、は、入っていかない

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(乳酸カルシウムは融点が27℃で、この時期実験室の気温は20℃なので固まっているようです)
湯煎でやわらかくして手に塗りました。潰しきれなかった殻が残る~クリームの感触は上々でしっとりです。でも殻が残っちゃね…


【解説】
☆この実験の化学反応は、
CaCO 3 + 2CH 3 CH(OH)COOH → [CH 3 CH(OH)COO] 2 Ca + CO 2 ↑ + H 2 O
※ CH 3 CH(OH)COOH:乳酸    [CH 3 CH(OH)COO] 2 Ca:乳酸カルシウム


で表され、殻の主成分の炭酸カルシウムが乳酸と反応し、白色クリーム状の乳酸カルシウムを生成します。

☆水を加える理由:乳酸カルシウムの融点が27℃であり、使用温度付近で常にクリーム状を保つように適度な水分を含ませます。
☆グリセリンを加える理由:保湿剤の役割をしています。


【参考】
☆市販の化粧用クリームは保湿剤、油剤、界面活性剤、防腐剤、香料からできており、これらの役割は皮膚の油分、水分の補給です。今回はビタミン類やアミノ酸が豊富な卵殻を用いて、素肌の美容や薬用効果を期待します。

☆使用効果は1)シミ、そばかす 2)手足の荒れ、カサつき 3)擦り傷、切り傷、皮膚炎 4)男性のひげ剃り跡

☆「アロマテラピー検定テキスト」に掲載されている手作りハンドクリームの材料は、キャリアオイル/蜜蝋/精油となっています。
(参考URL: 専修学校 日本分析化学専門学校 )


【反省】
 実験しながら「これは失敗では…?」と思い、やる気なくしてしまいましたが捨てずに翌日まで取っておいたらなんとかそれっぽくなってよかったです。ただ、殻をすりつぶすのが足りなかったので塗っても殻が肌に残るという最悪なシロモノに。ちゃんとふるって粉末になったものだけを使わなければいけませんでした。他の先生に「ただの炭酸カルシウム使えば?」と言われて「そーか、なんで気づかなかったの!」って思いましたが、この実験の目的は「卵殻のビタミンやアミノ酸を使う」ってことなので挑戦してみてよかったです。またやってみるかは…疑問。




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