KAYO in ENGLAND

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2006年10月05日
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カテゴリ: シュタイナー
私と夫は、同じ学校で教えている。

私が、学校側に仕事を要請されたとき、
夫の授業がない時間に私が教えられるよう、
時間割を組んでもらった。
それだけでなく、私達が協力して教えられるように、
いくつかの条件を提示し、議論し、
私が教えることを実現可能にしてもらった。

協力。
助け合い。


当然、息子達は学校のキャンパスで時を過ごす時間が増える。

学校の生徒達も、先生達も、
そのことをよく分かっていて、
息子達の世話が必要になれば、喜んで助けてくれる。

何より、生徒達に対する教育効果は絶大。
いつも落ち着きがなくて、5分とじっとしていられないような子が、
うちの息子達を抱きかかえた途端、
息子達をあやしながら30分でも座っている。
息子達に対する気配りも相当。
危ない所へ行こうとすれば、
ちゃんと見ていて、手をひいて、安全なところへ連れて行く。

そんなことを、生徒たちが自然にする。

そして、生徒たちは、
私や夫が息子達の世話をしながらも働いている姿を見て、
それが人間の生きる姿だということを、
まさに、学んでいる。

彼らは、私達の姿から、それを当たり前のこととして受け止める。

子どもを育てる親がいること。
子どもを育てながら働く苦労のこと。
子どもを育てるには、まわりの人の手助けが必要になることもあって、
それを手助けすることは自然なことだということ。

子育てだけのことでなく、
そうやって、人が助け合いながら生きていくのは、
自然なことだということを、生活のなかで学んでいる。

そうやって育っている子どもたちは、
人に助けを求められることを迷惑だとは思わない。
手助けすることを、喜びだと思う。

そうやって、手助けできる人は、
自分が大変な思いをしているときに、
人に助けを求められる人でもある。

人に助けを求めることは、恥じゃない。
人が助けを必要としているときに、
それを迷惑に思ったり、助けないことの方が、余程、恥だ。

子どもたちは、それを、学んでいる。
誰も教えたりしない。
ただ、大人たちが、助け合っている姿を見ているだけ。
大人たちの生き様が、そのまま、子どもに伝わる。
それだけのこと。





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最終更新日  2006年10月05日 21時48分15秒
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