KAYO in ENGLAND

KAYO in ENGLAND

2006年10月29日
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カテゴリ: 海外生活
朝3時くらいに、自宅に戻りました。

イギリス、フランス、ベルギーを通って、ドイツへの旅。
2200kmを越える走行量。
いやぁ、よく走りました。

ブリュッセルのスクエアでは、
あまりの美しさに涙。
大戦によって破壊されることなく、
そこに存在する中世の広場。
市役所の塔の上には、聖マイカエルとドラゴンが。



ドイツでは、青空の下に森が金色に輝いていたし、
「典型的ドイツ」の街シュトゥットガルトは、
怖いほどに整然と美しかった。

そして、クラウスが案内してくれた、
シュトゥットガルトのシュタイナー学校。
エミー・モルト氏が建てた、
シュタイナー学校第一号。
古さを感じさせない、学校がもつ、そのエネルギー。

クラウスが子供時代をすごした学校。
クラウスが30年以上の教師生活をおくった学校。

クラウスも、

気持ちは元気そう。
死と隣り合わせに生きている彼。
とても落ち着いていて、神々しくさえ感じた。

「美しい学校の、
ガーデンの横に小さなワークショップがあって、

バイオリンを作ったりして、
1日1日を過ごしていることが、
今、とても幸せだ。」

と、穏やかに言う彼。

「また、会いたいね。
もう、二度と会えないかもしれないけれど。
また、会えるといいね。」

と言いながら、合掌した彼。

できることならば、
いつまでも生きていて欲しいし、
これからも何度も何度も会いたい人だけれど、
人の命の長さを、人が決められることではなく。

もう二度と会えないかもしれない彼をあとに、
シュトゥットガルトの街を去った。
寂しかったけれど、
心の中に、穏やかな光がともった再会だった。


感動の多かった今回の旅だけど、
フランクフルト体験は、散々。
いえ、フランクフルトが悪いわけじゃありません。
運が悪かっただけ。

通る予定だった高速道路で、
第二次大戦の爆弾25トンが爆発し、
高速道路に穴があいて通行止めのトラブルに巻き込まれ・・・。

電車で行ったフランクフルトの街。
体調不良でフラフラしながら歩いていたら、
エスカレーターにスカート巻き込まれて、
スカート、ボロボロ。
パニック+ショック。

その後、
のろうとしていた電車に、
その駅の直前で誰かが投身自殺。
もちろん、電車はストップ。
駅員も人々も怒り散らすし。
こういうとき、イギリス人はとても寛容なのだけど、
ドイツ人はイギリス人のようにはなれない。
誰もがピリピリとして。
その張り詰めた空気の中で、
乗るべき電車に乗り継ぐための正確な情報も得られず。

ああ。

でも、初めて会った義母は優しかったし、
問題の(?)超偏食の義妹も、
私の作った親子丼を美味しそうに平らげてくれた。

夫は五世代に渡る芸術家ファミリー。
だから、義母の家には、美しい芸術作品がたくさん。
そんなお宝をいくつか頂いてきた。
今の小さな家のどこに、
飾る場所があるかってのが問題だけど。

ま、そんなかんなの、ドイツ家族旅行でした。

一番良かったのは、
「家に帰るのって嬉しいね。」
って思えたこと。

イギリスでは、
シャワーだって水圧低くて心地悪いし、
トイレだって水の流れ悪いし、
家は隙間風だらけだし、
仕事は遅くていい加減だけど、
イギリス人のおおらかさは、
ドイツ人の完璧主義よりも、
人間の心をあたたかくしてくれる。

イギリスに帰ってきて良かった。

もちろん、すぐに、イギリスの文句を言い始めますが。(笑)





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最終更新日  2006年10月29日 06時09分54秒
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