わんこでちゅ

さくら、、













突然の風が

散った桜の花びらといっしょに

運んできたもの、

むせかえるような季節外れの熱気と

吐き出したくなるような喉のつまり

わめきたくなる程のちりちりとした埃、、。




白いタフタの布にくるまれた

あってほしくない現実が

しゃらしゃらと音をたててそっと呟く

しゃがれた声の老人の罵り、うめきにもにて

ぽつんといる私を背後から狙いすまして、、



なにかするべきことがある、、と

もうなにもしてあげられないとわかっているくせに、、




うずくまるほど辛いのに思いだすこと?

あれほど願ったのに、まだ願うこと?

いるはずもないのに、この風景の中にいつもの姿を探すこと?


眩しすぎる光に目をそらし

あまりにも濃く出来た影に身をやすめる

馬鹿な私、、








注 桜が散るとなんでかわびしい気分になる。愛犬がなくなる悲しみはだんだんうすれる、、。でもこういう風景や、なにかがきっかけで、瞬間的に思い出したり、自分のしたことへの反省、後悔がやってくることがある。そんなに悲しいわけではないけど、日曜は公園で動けずにベンチで一時間ほどぼーーっとしていた。前のわんこのときもそうだったけど、こういう感覚もどんどん間があいていって、そんなにつらくなくなるのだろうけど、、、

詩にすると、なんで大仰になってしまうのかな、、。軽く読んでよ。






さくら


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大切なものをなくしたら、、
泣いてもいいよ。
思いは必ずとどくから、、リンクフリーhttp://plaza.rakuten.co.jp/chanisan/




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