【入居編】ステンレス製パイプシャッターのサビ

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2005/11/16

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カテゴリ：入居編　トラブル

パティオの開口部に設置している、 パイプシャッター （三和シャッター製）に、サビと思しき 茶色い斑 が目立つようになりました。

右の写真は 入居後3ヵ月の時点 のものですが、1ヶ月程度で既にこのような状態でした。

メーカーの 取扱説明書 を見てみると・・・

＊ステンレス製品の注意事項＊　（取説より抜粋）

ステンレス材はサビにくい材料ですが、サビない材料ではありません 。　しかも、通常は素地のまま（塗装なし）で使用しますので、清掃も頻繁に必要となります。」

・・・とあります。

サビ（＝腐食） については、 使用環境 （＊1）にも大きく影響を受けるため、 免責事項 とされていました。

（＊1）海岸地域での煙害、大気中の砂塵・煤塵・各種金属粉、工場地域での亜硫酸ガス・アンモニア、車の排気ガス　etc・・・

ま、しょうがないですね。　ステンレスとはいえ、腐食はしますから。　個人で出来る対策といえば、定期的に清掃をして、表面をきれいに保つ（＊2）ことぐらいしかありませんし。

（＊2）汚れが付着しているところは湿気を持ちやすく、腐食の原因になる。　特に、海風を常に受けるところは、塩分が付着して湿気を呼び込むため、腐食のリスクが高まる。

掃除するかなぁ。　でも、寒いからヤダな。。。

【マメ知識1】

ステンレスは Stainless Steel の略で、Stainlessは、 Stain（サビ） が less（少ない） という意味の造語です。

ステンレスは「サビにくい鋼」 であって、「サビない鋼」ではありません。　残念ながら。

【マメ知識2】

ステンレス と一口に言っても、実は 色々な種類がある ことをご存知ですか？

我々の生活に最も馴染み深いのは、 オーステナイト系ステンレス である、 SUS304（18-8） キッチンカウンター・シンク 、鍋や カトラリー に一般的に使われているのがこのタイプです。18-8ステンレスという表記、よく見かけますよね。　また、 一般的な屋外環境 で使われるステンレスもこのタイプです。

オーステナイト系には他に、SUS304より耐食性が高い（サビにくい） SUS316 もあります。　こちらは基本的に、工場などの高腐食環境下で使われるものですが、業務用の厨房周りで使われることもあるようです。

ちなみに、上記の オーステナイト系 ステンレスは非磁性なので 磁石はくっつきません 。　一方、 フェライト系 や マルテンサイト系 のステンレスは、常温で磁性をもつので 磁石がくっつきます 。

こういうネタを書き出すとキリがないので・・・　興味のある方は、以下のサイトをご参照ください～。

林ステンレス工業株式会社　ステンレスについて解説・入門篇

大和興業グループ　ステンレス鋼のイロハ

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