小さな宝物

小さな宝物

2008年02月26日
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カテゴリ: 愛読書

有頂天家族

55.有頂天家族

時は現代。下鴨神社糺ノ森には平安時代から続く狸の一族が暮らしていた。今は亡き父の威光消えゆくなか、下鴨四兄弟はある時は「腐れ大学生」、ある時は「虎」にと様々に化け、京都の街を縦横無尽に駆けめぐり、一族の誇りを保とうとしている。敵対する夷川家、半人間・半天狗の「弁天」、すっかり落ちぶれて出町柳に逼塞している天狗「赤玉先生」多様なキャラクターたちも魅力の、奇想天外そして時に切ない壮大な青春ファンタジー。

この本は是非森見さんの作品は何作か読んでいただいて
森見さんと波長が合うなあと思った方に読んでもらいたい作品です。
私も森見さんの作品を読むのは3作目でようやくこの文体と世界観に
慣れてきたなあって感じがしました。
面白くない訳じゃないんだけどちょっとクセがありますので。

この本は狸が主人公、そして天狗と人間が出てくる物語です。
下鴨四兄弟(狸)がとっても魅力的。
またその両親(狸)が素晴らしくて・・・。

私はお父さんの姿に尊敬の念を覚えました。
でも本当はお父さんに生きてて欲しかったなあ・・・。
読んでいて出てきてる狸たちを人間と錯覚してしまうこと
多々あり、ああこういう人っているよね~って思います。
ファンタジーなのにすごく心情豊かに溢れていて
ちょっとジーンとする場面もありました。

それにしても私は野性の狸って見たことないと思います。
北海道にもエゾダヌキっていうのがいるらしいんだけど。
キタキツネはよく見かけるんですけどね~。
夜行性だからなかなか会えないのかな・・・。
それとも人に化けてるから気がつかないのかな♪と


森見さんって読めば読むほどクセになるタイプの作家さんですね~。










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最終更新日  2008年02月26日 17時21分22秒
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