あんしーず的房間

あんしーず的房間

季語の底力


著 者:櫂 未知子
価 格: ¥714 (税込)
単行本:216p (2003/05)


目次

桜―花見は仮面舞踏会?
時鳥―吉凶両面、ジキルとハイド的季語
蛍―唯一、「狩」を名乗れる虫
滝―異界への入り口
花火―毎年進化し続ける季語
七夕―七夕は摩訶不思議、複雑怪奇、欲張り至極
月―二つの顔=唯美的かつ現実的な月見
紅葉―有閑鬼女の宴のあとで
菊―めでたさもお悔やみも
枯れ―俳人は「枯れ」を偏愛する
雪―生活直撃型の季語
初日―太陽を拝む国、拝まぬ国
節分―ありがたきものは鬼
梅―おとなのための花
雛祭―「青い目のお人形」がもたらしたもの
野焼―火柱の体験

 あんしーず的コメント

 季語とは、一般的に俳句に用いられるものと考えられています。
しかし、実は私たち日本人の生活や美意識、習慣に深く根ざした
ものなのです。

 私自身、外国に行った時、外国人と接した時、日本人であることを
強く意識したけれど、語れるほどの知識と体験が少なすぎると感じま
した。

 ムスコをどう育てたいか。

 それは、まず「日本人としての自分」をしっかりと確立させて
それから、広い世界に足を踏み出してほしい、というのが私の反省に
基づいた結論でした。

 日本の美しい言葉、文化、歴史、風景。日々の生活の中にその
ほとんどがあります。そして、この本にはそのヒントがたくさん
ありました。

 読み物としても、おもしろい1冊。

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