LEVEL147

さっき帰ってきました。

 なんか気を利かせてるのか楽しんでいるのか観覧車に二人で乗ったり

一緒にウィンドショッピングしたり、それだけなのに楽しかった。

 私がかばんを右手に持っていると

「二人はいつ手をつなぐのかなー、って思ってるんですけど、ちぃさん右手にバッグ持ってガードしてるし、でもそれ聞いちゃったから左手に持ちかえれないし、でもつなぎたいしどうしよー」と心の声を代弁している同僚君。

私もMさんも「なにいってんの」って言うんだけど、なんか無口になってしまったりして、

そうしたら「ほぉらどうしていいかわかんないから二人だまっちゃったねー」って意地悪をいう。

いちいちあながち間違ってないだけに悔しい。見透かされていて悔しい。

きっとこれが高校くらいならすぐに好きって思えたし、きっとすぐに自分から告白だってしたと思う。

大人になるとものすごく怖いものが多くなる。

車の中でたまたま話していた「異動」の話。

こわごわ「異動ってどの編で動くものなんですか？」と言うと

「うーん全国？」

って言われて、体の力が抜けてしまった。

また同じ事を繰り返してしまうんじゃないかってよぎってしまった。

もちろんまだ付き合ってもないし、きっとそこでタイミングよくどこかへ行ってしまったら

それはそれで終わってしまうものかもしれないけど、

もしお互い好きで、付き合うって事になったなら、それはいつか起こることだし、

でも、自分はやっぱり今まで守ってきたものを簡単には捨てれない。

一時の感情だけで突っ走れない。

臆病になって、簡単に好きって認められない。

認めちゃったら、またそうなった時に今度こそ耐えられないかもしれない。

きっとみんなにとってそんな事些細なことなのかもしれないけど、

私にとっては結構大きくて、昔のトラウマがよみがえってなんか泣けてくる。

横浜はちょっと寒くて、鼻をすすっていたら、マフラーをふと渡してくれて、

「つかいなー」って言ってくれて、マフラーをぐるぐる巻きながら泣きそうになってしまったよ。

これ以上優しくされたらどうしていいかわからなくなってしまう。。。