帯祝いとは？/戌の日・岩田帯・安産
帯祝いとは？
安産を祈る儀式として行われるもので、『着帯祝い・帯掛け・帯回し』とも呼ばれています。
時代により時期は異なり、3・5・6・7か月と色々だったそうです。
現在は、ほぼ 妊娠５ヶ月 に入った頃の 戌の日 に 岩田帯 と呼ばれる腹帯を巻くしきたりです。
安産を祈る儀式として行われるもので、『着帯祝い・帯掛け・帯回し』とも呼ばれています。
時代により時期は異なり、3・5・6・7か月と色々だったそうです。
現在は、ほぼ 妊娠５ヶ月 に入った頃の 戌の日 に 岩田帯 と呼ばれる腹帯を巻くしきたりです。
■妊娠５ヶ月頃って？
安定期に入ってひと安心する頃です。大体の人が、おなかの中で元気に動く赤ちゃんの胎動を感じられるようになります。
母親になる喜びを実感できるようになる頃です。
十二支の「戌」の日ですので、月に3回程度巡って来ます。犬のお産は比較的軽く安産である事から、これにあやかって、 「戌の日」
に安産を願うよう帯祝いを行うようです。
この事から、腹帯に「戌」「犬」の字を書く習慣もあり、腹帯で有名な某社は、「犬印」でよく知られていますね。
■岩田帯って？
正式な物は、紅白の絹二筋と白木綿を重ねて用いるようで、この帯は妊婦さんの実家から贈られる事が多いようです。
帯の長さは、６尺であったり、こどもの健やかな成長を祈って七尺五寸三部（七五三）とするところもあるようです。<語呂合わせでおもしろいですね。>
この絹の帯は、あくまでも儀式的な物なので、普段は『さらし』(木綿の帯)を用いたりします。現在では、妊婦帯と呼ばれる物やコルセット式の腹帯など様々で、こちらのほうが主流になってきているようです。
■岩田帯(腹帯)の効能
お母さんの身体と胎児(赤ちゃん）を守る効果があるという説がありますが、これに関しては賛否両論です。こうした岩田帯＝腹帯の習慣は日本独自のもので、他国では見られないそうです。
２人こどもの出産経験ある者(管理人)からすれば、やはり冷えを防いでくれ、おなかの重みからくる腰への負担の軽減を考えると、付けていてよかったと思う物でした。窮屈で嫌って言う人もいるでしょうし、真夏には確かに熱い物。人それぞれのとらえ方で、使用をお考えください。
□雑学編
■なぜ｢岩田帯｣って言うの？
｢斎肌帯｣（いはだおび）が、その名の由来と言われているようです。この｢斎」は、物忌みの意味があり、妊婦さんには色々な禁忌がありそれを忘れぬために行うという意味合いを含むようです。
また生まれてくる赤ちゃんが、”岩のように頑丈で丈夫であって欲しい(たくましく元気で生まれて欲しい)”という願いから、このようにいわれているという説もあります。
■安産の神様(産神）
水天宮/
水の守護神として、また、安産・水難よけの神として知られています。
鬼子母神/ 千人の子があったが、他人の子を取って食い殺したため、仏はその最愛の一児を隠してこれを教化し、のち仏に帰依(きえ)して出産・育児の神となったそうです。
子安観音/ 安産や幼児の成長を守護するという観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)様の事です。
淡島様 （淡島明神）/ は、女性特有の病気に霊験があらたかであるとして、篤く信仰されています。
産泰様/ 安産の神様。出産を控えた妊婦さんは底の抜けた柄杓（ひしゃく）を奉納し安産を祈願し、一方、出産を望む婦女性は底のある柄杓を納めて祈願するそうです。
産土神様/ 産土神は、特定の地域一帯を護る神様。お宮参りには産土神様や氏神様にお参りして無事誕生した事を報告したりします。
鬼子母神/ 千人の子があったが、他人の子を取って食い殺したため、仏はその最愛の一児を隠してこれを教化し、のち仏に帰依(きえ)して出産・育児の神となったそうです。
子安観音/ 安産や幼児の成長を守護するという観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)様の事です。
淡島様 （淡島明神）/ は、女性特有の病気に霊験があらたかであるとして、篤く信仰されています。
産泰様/ 安産の神様。出産を控えた妊婦さんは底の抜けた柄杓（ひしゃく）を奉納し安産を祈願し、一方、出産を望む婦女性は底のある柄杓を納めて祈願するそうです。
産土神様/ 産土神は、特定の地域一帯を護る神様。お宮参りには産土神様や氏神様にお参りして無事誕生した事を報告したりします。
｢妊婦帯」はなぜ必要か？
妊娠期の大きくなった腹部を持ち上げ、妊娠中の無理のない姿勢を矯正し整える事により、背中の緊張を取り除きます。大きく重い子宮を下から支える事で姿勢のバランスの変化による腰痛や妊娠線(腹部の皮膚や筋肉が過度に伸ばされること）を防ぎます。また、腹部の表面積が大きくなり放熱量が多くなっているため、冷えによる早、流産を招かないためにも妊婦帯で保温しておきます。
妊娠期の大きくなった腹部を持ち上げ、妊娠中の無理のない姿勢を矯正し整える事により、背中の緊張を取り除きます。大きく重い子宮を下から支える事で姿勢のバランスの変化による腰痛や妊娠線(腹部の皮膚や筋肉が過度に伸ばされること）を防ぎます。また、腹部の表面積が大きくなり放熱量が多くなっているため、冷えによる早、流産を招かないためにも妊婦帯で保温しておきます。
今では、岩田帯→さらし→腹帯(妊婦帯・コルセット式etc)になり、着脱もしやすく型崩れの心配もほとんどありませんので、とても利用しやすくなっています。儀式の方も、安産を祈願して「安産祈祷」を神社にお願いをして、そちらで腹帯を頂くことも多いようです。この頂いた（自分で用意した物でもOK）腹帯を持って、戌の日に（こだわらなくても大丈夫）産院で巻いてもらったり、着帯指導（巻き方の注意等）をしてくれるところもあるので、通院している産院にたずねてみてください。
「帯祝い」は、ここまでくれば（５ヶ月頃＝安定期）無事に出産できそうだと言う”お祝い”の意味と”安産のお願い”の意味の両方が込められているのでしょう。
「帯祝い」は、ここまでくれば（５ヶ月頃＝安定期）無事に出産できそうだと言う”お祝い”の意味と”安産のお願い”の意味の両方が込められているのでしょう。
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| □帯祝い
昔からの岩田帯に変わって、腹帯・ウエストニッパーが主流。自分に合う物を選んでね。 |
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