ハワイ徒然日記

ハワイ徒然日記

ある日の出来事 2


PT(日本で言う理学療法?でも、Physical Therapy と言います)や
OT(作業療法)が毎日あります。

その時間に合わせて痛み止めの薬とかを事前に飲ませます。
また食事の時には必ず椅子に座らせるようにしています。

最近では、昼頃手術から帰ってくると午後には歩かせたりすることがあります。
麻酔が効いているので痛みがなくてちょうどいいとか。
日本では整形外科では働いていなかったので、今は患者さんがどんな術後の経過をたどるのか、誰か教えて欲しいと思います。


こちらのスタッフ達は患者さんをその気にさせて活動範囲を広げていく手法が、とにかく半端ではありません。

モルヒネとかを点滴で入れながら手術の次の日に椅子に座らせたりすると、冷や汗をかいたり血圧が下がったりする事が時々あります。
意識がなくなったりする時もあるのですが、そんな時はナースやナースエイドが‘ドッドッーー’と患者さんのお部屋に集合し、‘せえの!’で患者さんを椅子からベッドに移します。
お顔をひっぱたき(強さはその時の患者さんの意識レベルによる)、名前を呼び、
身体をゆすり・・・・・。

意識が戻ると、
「大丈夫よ~」
「顔色もよくなったわ~」
「もう大丈夫ね~」

医者には報告しますがこんな事がおこっても、余程のことがない限り患者さんのプランが変更になることはありません。

つまり平均手術後3日目には退院していきます。

松葉杖やWalkerに頼りながらヨチヨチ歩いていても、
「じょうずね~」
「すばらしいわ!」
「明日は走っているかもよ」
などど、Positive Reinforcement。

時々、‘Too Positive’ 
とも思いますが、このぐらいしないと患者さんも納得して退院していけないのかもしれません。

しかし何が何でもだめな患者さんまで退院させるわけではありません。
そこがアセスメントの重要な所。

とにかく勉強の毎日です。


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