ハワイ徒然日記

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ある日の出来事 5




患者さんの呼吸に障害が起きたり、意識レベルが下がったり、又はなくなったりした時に、患者さんの病室にある、‘CODE500’というボタンを押します。

押すと同時にオペレーターに通知され、病院内に、 
‘ CODE500. Queen Emma Tower 8 DH Room 800 ’
というように、一斉放送が流れます。

すると各部署から、例えば ICU の医者達、 Respiratory Therapist や、Lab の人、 EKGの人、 Pharmacist 、Crisis Nurse などが‘ドドドドーー’と集まってきます。

必要に応じて、ベッドサイドで人工呼吸器をつけたり、除細動器を使用したりして患者さんの命を救います。

各部署の専門家がいっせいに集まって、1人の患者さんを救うために力を出し合い協力するのです。


さて一方、日本はどうでしょうか。
私はコードを使っている病院を見たことがありません。

万が一不幸にも呼吸停止や意識消失などの予期せぬアクシデントが病室で起きたら、日本では受け持ちの医者や研修医に連絡し医者が来るまで待ちます。
もちろんナースだけで心臓マッサージ等最善の方法をとるでしょうが、こちらのように専門家が一斉に集まるようなシステムは取っていません。

助かる命が無駄になっているように感じます。


何故日本では出来ないのでしょうか・・・・・・。


日本の医者だっておかしいと思っている人は沢山いるはず。
アメリカに留学していたら、その違いは一目瞭然でわかるでしょうに。
何故みんな改善しようとしないのでしょうか。
患者さんにとって何が一番いいのかを考えたら自然と答えは出るはず。

不思議でなりません。


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