周りにはみんな倒れてた
空からは黒い雨。
目の前は見えない闇。
うしろには消えてゆく世界。
思い出しただけで震えが襲う。
恐ろしい時代あの頃の私たち
あの地面で生きてた。

今、立っている道が明日はもうないかもしれない
今、動いてるこの身体が明日には、
もう動く事が出来なくなってるかもしれない

恐くて恐くて…逃げまどっては空を見上げた。
きっとこの空の彼方に貴方がいるのだろう。

ずっと遠くには宇宙が開けて透き通る青が
…そしてみんなが笑っているのだろう

連れてってほしくて何度も何度も手をのばした
だけど手に触れるものは何もなくて
…恐かった。


だけどあの頃の私
あの恐ろしい時間を生きてた。
希望は見つからなかったのに一生懸命逃げてた。

生まれる希望を
消えない未来を
どうか殺さないで
この想いを
ここに誓って…。




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