瞼の裏で広がる世界
夢の空間。


目の前で
君が笑ってて
゛そんな事あるはずない゛って
分かってるんだけど
笑ってる君が
悲しい位優しくて
そこにいるような気がして…

手をのばした

触れたのは
君の手のぬくもり
一つ一つの指の感触

握りしめた。


耳をすませば
君の私を呼ぶ声が
聴こえる

隣にいたら
君の香りを乗せた南風が私を包んでくれた


なんだか
そこにいるような気がして…
゛そんな事あるはずない゛って
分かってるんだけど
たしかに
目の前で
君が笑ってるから
それを証明したくて
証拠がほしくて
目を開いた


気付いたら暗い世界に私はいた。
本当は初めから
ここにいた。
一人で目を閉じてた

一人でここにいるはずないあの人と
恋におちてた

結局そうゆうもんでしょ…
分かってるけどね…。


瞼の裏で広がる世界。夢の空間。

それがいつわりなら
私はいらない。



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