足がつかない
足がつかない
物体は落ちる
葉っぱだって落ちる
人間だって落ちる
…そして地球の上へ…

私はいつだって
重力を感じていた
地球の上に立って
両手を広げ

…あの時、涙は落ちた

空に飛べない
この足が嫌だった
私を縛り付ける力が
憎かった
…でも、今は
足がつかない
そして姿も薄れ
記憶が消えてゆく

足がつかない
足がつかない
私の存在を拒むようにあの力は消えてゆく
゙生きる゙とゆう束縛は解かれてゆく
今は、もう…
足がつかない…




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