chocoolique の世界あちこち日記

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

chocoolique

chocoolique

Category

カテゴリ未分類

(113)

相棒

(34)

旅行

(27)

事件

(14)

考察

(20)

感想

(4)

日記

(30)

鎌倉

(20)

食物

(15)

文化

(10)

無題

(42)

Comments

chocoolique @ ↑ クリックは自己責任でお願いします tosh.さん >↑いいかげんにして欲しい…
tosh. @ ははは! ↑いいかげんにして欲しいですね、はお前だ…
an_idle@ 姉歯氏は、創価学会員 今、世間を騒がせている耐震偽装犯罪の姉…
chocoolique @ 近場には自転車で行かないの。 湯舟さん >長崎は。。 >自転車で行…
chocoolique @ 前半戦終了 omu_guriさん >と、額面通り受け取れ…

Favorite Blog

カールのフランス体… karlneuillyさん
北 の 狼 北の狼@Wolfさん
LaQ制作日記 子連れ狼7786さん
水彩画紀行 スペイ… 水彩画人 俊介さん
海外逃亡生活 * eclipse *さん
大声でひとりごと tosh.さん
鎌倉好きomuのヨコハ… omu_guriさん
baleine blanche★シ… baleineblancheさん
シェパードのユキと… 朗子さん
Jul 30, 2004
XML
カテゴリ: 文化




日本人は他人に意地悪な国民なのかもしれない。

成田空港から家に向かう電車の中、私の足を踏んだ人が二人いた。そして、二人とも、謝るどころか何も言わずに通り過ぎていった。あれだけあからさまに踏んでおいて気が付かないはずはないのだが。

驚きながら、私は、10年以上前に起きたひとつの小さな ―― 非常に小さな ―― 出来事を思い出していた。

当時、通学に利用していた電車は非常に混雑しており、乗り降りに私は毎朝難儀していた。ある朝、いつものように品川駅で乗り換えようとした私だったが、あまりの混雑に電車を降りることができない。 「すみません、降ります」 と言いながら進もうとするのだったが、身動きが取れない。通常は出口付近の人がいったんホームに降りるなどして道を空けてくれるのだが、その日に限って、ひとりの男性が頑なに立ちはだかり、私が進もうにも進めないのだった。

私はその男性に向かって、「すみません、降りたいのですが」 と告げた。しかし、聞こえないフリをしているのか、その男性は一向に動く気配がない。仁王立ちの姿勢に、歯を食いしばったような表情。私は大きな声でもう一度言ってみる。 「すみません、降りたいのですが」 しかし反応はない。

ほどなく乗車する人の波が押し寄せてきて、私は周りの人に訴えるように 「すみません、通してください」 と繰り返すのだったが、ベルの音とともにあえなくドアは閉まった。数人の乗客の同情するような顔。仁王立ちの男性の勝ち誇ったような顔。

私は怒るより以前にびっくりしてしまった。どうしたらそんなにいじわるになれるのか。日本はストレスの多い社会であるから、そうやって、見ず知らずの他人にささいな意地悪をすることによりストレスを解消しようというのか。

私もきつい性格をしているが、そういった陰惨なものではないことに我ながら安堵した。











駅に着いたら見覚えのある顔があった。母と姪 (その一) と友人である。これはかなりの奇遇だな、と思いながら改札を出ると、またしても見覚えのある顔があった。姉と姪 (そのニ) である。これまたかなりの奇遇だな、と思った。

夜、隣の市の花火大会が屋根越しにちらっと見えた。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Nov 4, 2004 01:40:53 PM
[文化] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Design a Mobile Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: