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カミさんから子供の勉強の話をふられたのだが…英語を勉強した記憶がない自分に、楽に覚える方法やら尋ねる方が間違っていると思うぞ(笑

以前も書いたが「読みたい本を辞書を牽きながらひたすら読んだ」というのが英語という分野でやったことで、これは別に英語の勉強のためにやったわけではない。

日本語で翻訳が出ていれば、わざわざ(当時は)高い洋書を手間暇かけて買い込んで読むなんてことはする必要がなかったわけで、そうでなかったから背に腹は代えられぬ気持ちで洋書を読み込んだわけだ。

おかげで高校の英語の成績は良くはなかったが、結果的に大学では英語が楽だった。

天才でも秀才でもない人間が気軽にペーパーバックを持ち歩けるようになったのは、知りたい内容が先にあって、それが英語で書かれていたというスタート地点にこそ、英語ができない/分からないと悩む人達との違いがあったのではないかと思う。

もちろん英語を日常的に或いは仕事で使うようなこともなく、ただ時おり面白そうなPBを買ったり、海外のサイトを覗くだけの役にしかたってはいない灯篭の斧にすぎないと思っている。

その読みたい内容が仮にフランス語やドイツ語であったら、そちらの方を優先させただろう。そしてたぶん英語などわからないままになったに違いない(笑

大学受験の時はいわゆる「出る単」を買いはしたものの、最初の10頁ほどでやめてしまった。理由はただ「面白くない」からだ。

つまり英語が好きでたまらなかった時期など少しもなく、英語は面白いと思った時期も中学生の最初の方だけだったということになる。学び始めた時は未知なる世界であるから、好奇心に燃えていたのは事実だ。



書いて覚えるのは苦手というより、覚える為に書くことが嫌いだから、覚えるときはひたすら朗読と暗唱の繰り返しをした。

教科書を一行読んでは目を別に向けて暗唱し、それをある程度繰り返したら、一度に暗唱する量を増やしていく。

中学の英語の試験など、この方法だけで80点くらいは楽にとれるはずで、実は高校でも試験に関しては似たような対処でいけるだろうと思っている。

思っていると書いたのは結局、その「読みたい本」の方に夢中になって、それが為に教科書をあまり開かなかったという現実があった為だが、何せ教科書というのは面白くない。

内容に惹きつけられない本をどうして読もうと思うものか(笑

そうしたものを読まされることは苦痛以外の何ものでもなく、好奇心を刺激しえない教科書や教師は害悪でさえあると思う……というような毒を吐いておいて、さて、勉強法だが(笑

知識や情報を楽に覚えたいのなら、それを好きになることだ。

英語(含む語学全般)なら自分が好きな分野の本を辞書を牽きながら読んでみることが一番であるし、他の分野でも好きな分野に関連した部分がないか探ってみることが、結果的に一番の早道ではないかと思う。

効率にとらわれると結局は「効率の良い方法」を探すだけで堂々巡りし、金銭的時間的費用対効果は低下するばかりだ。

英語が得意になりたいと思う学生諸君は、思い切って自分の好きな分野の英語の本を買って、自分なりに翻訳してみることを勧める。後で自分の翻訳文を読み直したときに、おそらく日本語力の無さに愕然とすることが多いと思う。

そうした翻訳文は、しかし、実力の貴重な記録となり、後になって自分がどんなにバカげた勘違いや失敗をしていたかに気づくための路傍の標識になるはずだ。



知人がブログで書いていた「知っている知識について英語版Wikipediaを読んでみる」というのは、役に立つ方法だろう。頭の中で日本語に変換したさいに、自分が知っている知識と矛盾していれば、それは記述を正確に理解していないか、あるいは逆に誤った知識を仕入れているかのどちらかだ。もちろんWikipediaの内容が間違っている場合も無いではなかろう。

いずれであれ修正の方法はある。

Wikipedia などの文章は、基本として解説文であるから、文学にありがちな技巧的文章はない。感情表現は感情表現が必要な文章の中で触れていけばいい。

手に入れようと思えば、違法ダウンロードなどに頼らずとも、インターネット上で必要な教材は揃う時代だ。英語の生の音も、面白い話題も、感情剥き出しの文章も、そして文法解説でさえ、多くの善意と多くの人の知的活動によって、目の前に提供されているのである。

大半の言語活動は母語でさえ、10のインプットに対して1のアウトプットが可能であるといったレベルだ。普段の会話を文字に起こしてみれば、如何に適当に文章を作って発話しているかに気づき、愕然としてしまう人が多いだろう。



英語という分野に限らず、大量のインプットこそが重要であり、最小限のインプットで済ませようとしてあれこれ「勉強法」を無駄に探しまくるのは結局のところ、下手の考え休むに似たりではないだろうか?

最後に「本」はインターネットのサイトと置き換えてもらって結構だ。見かけ上であれ常時接続が当たり前の時代であるから、むしろお金を使わないというメリットがある(笑





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最終更新日  2011年12月12日 10時42分52秒
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