チョコミントなライフ

チョコミントなライフ

過去



私は過去回想型なので、よく過去にしばられたりすることがあります。頭では過去ばかり振り返ることはだめだってわかっています。でも、いいことなら思い出してもいいんじゃないかな?

これに関することを、中学校の卒業文集に書いたことがあります。みんなその時心に刻まれた言葉を一文だけ書くんです。流行の言葉や、名言を書いた人もいました。私は、当時先生に対して考えていたこと、いろんな思い出を大切にしたいという願いから、

「時間はもう戻ってこないから、その日その時を大切に」

って生意気にも書いた覚えがあります。なんでも一生懸命がモットーだった中学生の自分らしい言葉です。今の私は、中学生の自分に教えられました。

人間って都合いいところがあって、都合悪いことは忘れるというすばらしい機能を持っています。しかし、すべて都合よくはいきません。痛い、つらい、悲しい、そんな忘れられない過去は人にはあるはずです。私にも嫌っていうくらいあります。自分で自分が情けなくなり、価値がなくなったように感じる過去がたくさんあります。なんで神様はこんな試練ばかり私にくれるんだって嘆いたこともあります。みんなみんなあるんです。私だけじゃない。

なにも考えなければただのとおりすがりなのに、たまに心のメガネで人を見ることがあります。「普通にしてるけど、いろんな人生あって、いろんな局面に合ってもめげずにやってきたんだろうなあ。」とか、「ここにいる人みんなに歴史があり、先祖があり、家族がいる、、、すげえ!!」などと、全く知らない人を見てはそんなことを考えたりします。例えば、誰かが自分にぶつかってきたとします。そうすると、自分はだいたい「なんだよ!!」ってその場だけの感情で終わってしまいますよね。しかし、その人にもちゃんと家族がいて、自分とはただぶつかっただけの関係でも他の人とは違う顔があるはずです。お父さんやお母さんだって、20歳くらいの時代があったんです。「このおやじ最悪」なんて思っても、そんなおやじを愛するお母さんがいたりするもんなんです。

みんなみんな歴史がある。家族がいる。先祖がいる。大切なものがある。大事な大事な命なんだ。

過去を見たり、ふりかえったりすることによって感じるもの、、、それはあったかい愛情であってほしい。子供の頃に受けた、無償の愛。それをこれから私たちが実践する番なんだって、そう思います。

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