以前、ラリー・ノーマン Larry Norman の Only Visiting This Planet (1972)を紹介しましたが、調べていくと翌73年のラリーのアルバムにマイケル・ジャイルズが参加していた事が判りました。ジョン・ウェットンがロジャー・ハンドとロッド・エドワーズのエドワーズ・ハンド絡みでその後プロダクションの紹介する仕事としてクリスチャン系のラリーやマルコム&アーウィン等のセッションに参加してますが、マイケル・ジャイルズもラリーのセッション以降エドワーズ・ハンド制作クリスチャン系レコーディングに関わっています。
Larry Norman / So long ago the garden (1973) このアルバムも前作のOnly Visiting This Planet同様、発売30周年記念のアニヴァーサリーCDが現在発売されており、ボーナストラックも収められてお徳です。マイケル・ジャイルズのドラミングは、以前紹介したジャクソンハイツ、ハンターマスケット、ゲイ&テリー・ウッズ等でも聴かれる様な、アコースティックサウンドとの親和性の高い演奏で、軽やかで良く唄うスタイル。全体のサウンドが前作よりもよりダイナミックな音作りになっており、Lonely By Myselfなどは当時のエルトン・ジョンを彷彿させる感じでさえある。
Nutshell / Flyaway (1977) ヒューゴモンテスから再発CDが出ている、これまたJon Miller, Rod Edwards and Roger Handのプロデュース作。ポール、パム、ヘザーの三人組によるコーラスが美しいグループ。 リズムセクションをマイケルのドラムスとジョン・G・ペリー(ベース)が、派手さは無いがガッチリと支えている。
ちなみに次作 Believe it or not (1979)でもマイケルらは参加しているがこちらはCD再発が無い模様。ただ、オリジナルLPが海外通販で10ドル程度で買える様である。